第33話

神さまの哀しみ


「神さまってすごい存在で何でもできる」と人間は思っていますが、地上世界では物質に制限され、 神さまの思うようにはいかないのです。
もし神さまが自由自在に活躍できるとしたら、地球はもっといい状態になっていると思いませんか?

実は、物質界の地上世界において、一番思い通りに行動できるのは人間なのです。
あの世では神さまに太刀打ちできませんが、この世では肉体を持っている人間というものは 偉大な存在なのです。
つまり、人間は神さまをご開運することもできるし、逆に封印したり、変容させてしまったり することもできるということなのです。

たとえば、人間によって湖底に封じ込まれて天に上がれなくなった神さまもいれば、 人間のあたたかい祈りによって本来の力を発揮できるようになった神さまもおられます。
そういう意味では、神さまは人間に振り回されているともいえるのです。
それだけに、神さまにとっての最大の関心事は、人間の志と行動なのです。

神さまは制限された中で働いておられるだけに、地上で自由に動ける人間を頼らざるを 得ないのです。
だからこそ、人間に恵みを与え、守護もされるのです。

神さまは慈悲深く、助けることを信条にされていますが、特に人間には
「人間が喜び、人間が社会や地球のために活躍する気持ちになるのなら・・・」
と好意で人間を守護されているのです。(守護する義務はないのです)

ところが、人間は知らず知らずのうちに物質世界に偏ってしまい、感謝よりも欲を、 与えることよりも受け取ることを優先してしまいます。
人間の祈りも、歴史を経るとともに、恵みに感謝する祈りから、自分の欲を満たすための お願いの方向に変わってきているようです。
人によっては、神社のことを願いをかなえてくれるだけの便利な場所と勘違いし、願いが 「かなわない」と、神さまに不満と愚痴を言う人もいるほどです。
これでは神さまも「かなわない」ですね。(笑)

本来の神さまの御心は、人間の成長と調和を願っているので、人間に開運してもらいたい反面、 あえて助けないこともあるわけです。
神さまは、人間に直接話せないという制限があるので、誤解されたり、無視されることが多く、 そのことで人間以上に傷ついておられます。
そんなときこそ、「神さま、元気になってくださいね!」と神さまのご開運を お祈りしてみるのです。

勝手な願い事が多い中、「受け取ることより与える祈りをする人間がいるのか?」と 神さまはその気持ちにとても感激され、元気になられます。
神さまは、人間よりも人間ができていて、かつ義理堅いので人間に元気をもらったら恩返しを しないではおれないご存在です。
それだけに神さまのことを少しでも分かろうとする人間を期待し、特に応援したくなるのです。

神社に行って、神さまのご開運のお祈りをすると神さまから言葉で答えられないかわりに 金箔が光ったり、明るくなったり、紙垂(かみしで)が揺れたりします。
これは、神さまから「ありがとう」という精一杯のメッセージなのです。

神さまの願いは「神人和楽」であって、神さまと人間とが「もちつもたれつ」の関係で 力を合わせて嬉しく、楽しく、面白く、共に地球のために天命を歩んでいくことなのです。

この話を聞いて、「そうだったのか・・・」と感じられたあなた
お正月の初詣には、ぜひ、神さまのご開運をお祈りされることをお勧めします。

では、よいお年を(^_^)/~


一覧   第32話 グラウンディング   第34話 子どもはご先祖さま?