第15話

お地蔵さまを拝もう


最近、お地蔵さまをとても身近に感じ、見かけると手を合わせて、笑顔でご開運をお祈りしています。
お祈りすると、とっても喜ばれている波動が伝わってきて、こっちも嬉しくなってきます。
笠をお地蔵さまにかけた、じいさまの気持ちが分かるような気がしますね。

お地蔵さまは、地蔵菩薩のことで、地獄に落ちた人間でも救ってくださる大地の仏さまなのです。

今昔物語に引用されている説話にも、ある人が死んで、また生き返ったときに、
「地獄に行ったときにお地蔵さまに助けてもらった」 という話がよくあります。
そして、お地蔵さまが地獄に行った人の苦しみを肩代わりしてあげ、「この世に戻りなさい!」 といわれたところ、パッと生き返ったという話がよく登場します。

実際に、不思議な出来事が起こるときには、生前その人がお地蔵さまを信仰していたり、 家族がお地蔵さまを拝んでいたりすることが多いのです。

死んだとき、霊がどちらに行くかを立て分ける審判官のエンマ大王は地蔵菩薩の化身ともいわれています。
エンマ大王は霊界の総括者であるので、大国主大神と同じ神格を持っていることになります。
(そういえば、エンマ大王とダイコクさまは体型も似ていますよね)

そんなわけで、地蔵菩薩(お地蔵さま)はいろんな顔をもっておられるようです。
優しくして救うときもあれば、本人に厳しさを分からせるために恐ろしい姿になるときもあります。

産土の大神さまや鎮守の大神さまが土地の神さまだとすると、お地蔵さまは土地の仏さまだととらえるといいでしょう。
どちらも大地(うぶすな)に関係し、人間に大きく関与するご存在です。

お地蔵さまは「地(つち)の蔵(くら)」と書きます。
土の中には金や石油をはじめ、ありとあらゆる宝が詰まっています。
また、米も、野菜も、すべて土から出てくるのです。
つまり、人間は宝の上に住んでいるといっても過言ではありません。

ところが、人間は上(天)の方ばかり見て、足元の大地にはなかなか目を向けない傾向があります。
天の恵み、天のエネルギーが降りてくるためには、大地がきちんと地ならしをして、 きれいになっていることが必要です。

地球環境をよくしていくために必要なことは、まず人間が大地を大切にしていくことです。
その上で、大地の神仏である身近な産土の大神さまやお地蔵さま、そしてご先祖さまに感謝して ともに生きていくことが大切です。

さあ、皆さん、今日から近くにあるお地蔵さまにも笑顔でお参りしてみましょう!
明日、米俵がドサッと届くかも知れませんよ・・・・(笑)


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