第11話

「神社」「大社」「神宮」の違いについて


神社の最初の形態は屋代(ヤシロ)です。

ヤシロとは、結界を張って、その中にヒモロギを立てて神に降臨していただくものです。
ヤシロを作り、神職が警蹕(けいひつ)をかけて神さまに降臨していただきます。

神事が終わったら、神霊に元の御座(みくら)にお帰りいただきますが、いつもお帰りいただくのではなくて、「常駐してほしい」と人間は考えました。

そこで、ずっといていただく形態が宮(御屋)になったのです。
宮は神さまの常駐の住居であり、それから拝殿・本殿へと発展していくのです。

ヤシロが簡易型、宮となると常駐型になっていきます。

今でも、○○社といったときは小さいお社が多く、○○神社となるとまあまあの規模の神社となります。
さらに○○神宮や○○大社となると、大きい神社のことを指します。

次に「神宮」と「大社」の違いですが・・・

「神宮」とは本来、伊勢神宮(三重県)のことなのです。
後に、皇室とかかわる神社も神宮というようになります。
神宮とついた場合は、天照大御神さまの系統の神々、もしくは皇室にかかわる神々を祭っています。

「大社」とは本来、出雲大社(島根県)のことなのです。
後に、国津神を主に祭る有力な神社が大社を称するようになります。
住吉大社(大阪府) 熊野大社(和歌山県) 諏訪大社(長野県) 宗像大社(福岡県)  などありますが、神威のある偉大な神社という認識をすればよいでしょう。

ただ、名称と本来の意味とは違っている場合もあるようです。
                                           
                  【参考文献】  決定版!神社開運法 たま出版 山田雅晴著


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