【11】 神社に鏡を祭っている理由と活かし方






 鏡は、ありのままの姿を映し出すものです。
 神道の本質は「鏡」にあるとも言われています。
 日本には「鏡岩」と呼ばれる巨石がご神体となっており、反射した太陽の光を神さまの
 御光として拝んでいる聖地(日吉大社の金大巌など)があります。
 それが平野に降りてきて、鏡として祭るようになったのでしょう。
 神社の丸い神鏡は太陽神を、その台(雲形台)は雲を表しています。

 神話では、太陽神である天照大御神が、岩戸から外を覗いたときに自分の姿を鏡で映し
 出されたことで、自分の神性の貴さに気づくシーンがあります。


 同じように私たち人間ひとりひとりにも、貴い自分の太陽があるのです。

 神社の社殿の鏡は、参拝する人自身の姿を映し出すとともに、その人の自分の中にある神
 (自分自神)を思い出し、自覚する場所でもあるのです。


     ++++++      ++++++      ++++++


 自分が神であることを自覚するには、鏡「かがみ」の真ん中の「が(我)」をとることだ
 と言われています。

 ここでいう「我」とは・・・
、  「自分だけが」というふうに周りと自分に分離感を生じさせたり、自分への過大評価
 (特別意識)や自分を卑下したりすることです。

 ですから、「我をとる」というのは、そのままの素直な自分を認めることであり、つまり、
 自分らしさをとるということではなく、むしろ、自分は貴い存在であるとともに、周りも
 貴い存在であることを認め、すべてはつながっていると感じる境地です。

 これを言葉に表すと、ただ「ああ〜ありがたい!」と、思えることでしょうか・・・

 たとえば、神社でお参りさせていただいた後、心地よくなり、「有難いな〜」と、
 感じておられる人は、その瞬間だけは「神」の心になっています(笑)


     ++++++      ++++++      ++++++


 神社に鏡があることは、外なる神さまを拝んでいるようにみえて、実は鏡に映った内なる
 自分自神を拝んでいるということに気づけば、自ずと拝み方も分かってきます。

 要するに、発した祈りが、そのまま自分に返ってくるということですから・・・

   無理ある祈りには、無理なる人生が・・・
   笑顔で祈ると、笑顔の人生が・・・
   不満の祈りには、不満の人生が・・・
   感謝の祈りには、感謝の人生が・・・

 と、いって、本音ではない祈りをしても、自分の神さまを通じて、神社の神さまにも情報が
 漏れており、すべてお見通しなので嘘は通用しません。

 じゃ〜 上手くいかないときや落ち込んでいるときは、どうすればいいの?


     ++++++      ++++++      ++++++


 そういうときは、神さまからみれば、「今は学びのとき、成長せよ!」
 と、いう時期なので、じたばたせず、「気づき、学ばせていただきます」
 と、腹をくくって、今できることをすることです。

 それとともに、どんな状況であれ、生きていることに感謝し、言葉にします。

 具体的には、自分の中に光の存在である「自分自神」がおられることを信じ、手を合わせて、
 自分自神に向かって、「ありがとう・・・」と何度もねぎらいと感謝をこめて、気の済む
 まで言い続けます。

 そして、自分の身勝手や傲慢、卑下、思い込み、やり過ぎで、自分自神を傷つけ、弱らせて
 しまったことに「ごめんなさい・・・」と、心に響くまで謝ります。


 「ありがとう」は、感謝の言葉ですが、謝る「ごめんなさい」も感謝に通じます。


 この2つの言霊は「自分自神」を元気にして、輝かせることができるだけでなく、肉体で
 ある「自分自身」をも健康にしてしまうので一石二鳥です。

 「自分自神」と「自分自身」が元気で輝けば、笑顔と感謝、賛美の神社参拝が自然と
 できるようになるので、発した祈りのエネルギーに神社の神々の応援が加わって数倍に
 なって返ってくるでしょう。


     ++++++      ++++++      ++++++


 ところで、神社に行って、自分の神の貴さを感じさせる神さまの名前といえば、
 「大己貴神(おおなむちのかみ)別名・・・大国主神(おおくにぬしのかみ)」です。

 「大己貴神」は、奈良の大神(おおみわ)神社、東京の神田明神の祭神として有名です。

 大神神社や出雲大社の拝殿には、「大己貴神」の働きを輝かせる「出雲神語」が掲げ
 られています。


 実は、この「神語」は「大己貴神」を祭る神社に効果があるだけでなく、「自分自神」を
 元気に輝かせる言霊としてもとても有効です。

 23日にセミナーで参拝する神田明神は、「だいこく様」と「えびす様(少彦名命)」の
 七福神ですが、二神とも医療の神さまなので、今回の新型インフルエンザのことの守護も
 お祈りしたいと思います。(もちろん、「神語」もとなえます)


 これからは、周りに期待するのではなく、「自分自神」を輝かせる時代です。
 そして、繁華街で遊ぶより、有難く神社参拝をして、健康体質になりましょう!




           一覧へ