|
去年手に入れたスノーシュー。
行動半径を飛躍的に拡げてくれた。
この時期、安達太良のくろがね小屋への温泉ツアーなど考えられなかったが、このアイテムの出現によって可能になった。 |
|
|
|
|
あだたら高原スキー場が出発点である。
本日の天気予報は「晴れ」のみ。 |
|
|
|
|
早朝のため、まだスキー客の姿は疎らである。
スキー場の脇をぬけ、登山道をめざす。 |
|
|
|
|
夏は渓谷美を見せる川も、雪に埋もれている。
ここからいよいよ登山道に入る。 |
|
|
|
|
のっけから急登になるが、九十九折を選ばず、ショートカット道を行く。 |
|
|
|
|
一休みしていると、何やら変な物音。ゴボッゴボッという音の正体を確かめるべく、まちセンのH氏が管の突起物に近づいていく。温泉を引くパイプのガス抜きの管のようだ。 |
|
|
|
|
ここらあたりから視界が開け、登りもよほど楽になる。 |
|
|
|
|
行く手に鉄山らしき山が見えはじめる。
目指すくろがね小屋はあの山のふもとにある。 |
|
|
|
|
鉄山がくっきりと見える。
さきほどまでの急登が嘘のようななだらかさになる。 |
|
|
|
|
「なかなかこんな日はないよ」と他のパーティ。
右手に鉄山、矢筈森、篭山、頂上が雲に隠れているが、安達太良山。
しばし、足を止め、風景に見とれる。 |
|
|
|
|
高度1300メートル地点の分岐。
思ったよりも積雪は少ないようである。 |
|
|
|
|
まちセンのH氏がタイマーを使って記念写真を撮ろうとするのだが、カメラが安定せず、連続して失敗。彼は左端のジャンパーの切れ端だけしか写っていない。 |
|
|
|
|
|
|
谷間を廻りこむと、突然のように「くろがね小屋」が見え始める。 |
|
|
|
|
これまた何という絵になる構図であろう。
三人とも立ち止まり、夢中でカメラを構える。 |
|
|
|
|
小屋に近づくと、駄菓子屋の店さきのような張り紙に笑ってしまった。
冬は暖房料として160円とられる。入浴料は360円なので、合計520円となる。 |
|
|
|
|
今どき珍しいダルマストーブ。
小生などは、このストーブより、何十年ぶりかで見る石炭の方に感動した。 |
|
|
|
|
中央吹き抜けから、小屋の二階部分を撮る。
二段ベットならぬ二段部屋とでも言うのだろうか。 |
|
|
|
|
昨夜は30名くらいの方が泊まったそうだ。
部屋はきちんと整理されていた。
一部屋に8人くらいのようだ。 |
|
|
|
|
一息いれて、さっそくお風呂へ。
やや白濁していて、高湯温泉の玉子湯に似ているが、匂いはさほどでない。 |
|
|
|
|
風呂からあがって、おにぎりを食べていると、続々山からスキーやボードで降りてくる。
若い女性もいる。素直に女性の活躍に感動する。 |
|
|
|
|
小屋の1階部分。
外人女性もいて、国際色ゆたかに。
この後に来たグループは、ビールで乾杯していた。
コチトラもやりたいところだが、ガマン。 |
|
|
|
|
案の定というべきだろう。
温泉に浸かって、オニギリを食べると動くのが大儀である。
小屋の中も温かく、このまま御昼寝したいモードになった。
小屋出発予定時間の1時半に近づいてきたので、無理やり下山準備にかかる。
さてさて、またあの谷の合間を抜けていくわけだ。 |
|
|
|
|
午後の日差しを浴びて、また違った鉄山の様子が美しく、何度も振り返りながら写真を撮る。
こんなきれいな現場に自分がいることの不思議さを感じた。 |
|
|
|
|
天狗の庭といわれるあたりで見えたのは、二本松の市街かと思われたが、よく見るとなんと信夫山。
ここから福島市が見えるとは思わなかったし、意外と近く見えるものだ。見渡せば遠く、国見町の厚樫山も見える。 |
|
|
|
|
そして、その先には蔵王連峰までが見えた。
この時期ならではのプレゼントか。 |
|
|
|
|
登っている時には気づかなかったが、なるほど勢至平という地名通りの平らな所である。
冬ならではの見渡しの良さなのであろう。 |
|
|
|
|
勢至平には登山道が新道と旧道とがあるらしい。植生の保護のためと思われるが、
その旧道らしき所に石碑を見つけた。「勢至塔」とある。 |
|
|
|
|
穏やかな昼下がりの日差しを浴びて、安達太良の山頂が姿をあらわした。
真ん中より左に見える、まさに乳首である。 |
|
|