うどんの製造工程


[うどん]と中華麺は小麦粉を原料とするということもあるが、
製麺工程にも共通する事が多い。
ラーメン屋さんが[うどん]を造ったら上手かろうと言われる所以だ。

よって、途中からの掲載とします。


2003年06月15日

いざ、釜茹で
うどんの場合、お店によってやり方が様々である。
練り上げてから、足踏みをするとか、一晩ねかせるとか、いろいろとこだわりがあるようだ。
当店の場合、練りこみに塩水も使わないし、製麺作業後にすぐに茹で上げる。
塩水を使わないと言うと同業者は驚くが、全く効果を感じないので止めた。業界の非常識らしい。
この時の写真の量は20人前くらいだったと思う。

2003年06月15日

焦げ付かないように
がんがん強火にして沸騰している釜でも、さすが20人前を入れると、麺が沈んでしまう。
ゆっくりゆっくり、釜底にこびりつかないように麺棒で廻す。

2003年06月15日

ほどなく浮いてくる、うどん
うどんの温度と湯の温度が一致すると浮き上がってくる。
釜はフルスロットルなので、徐々に火力を落とす。

2003年06月15日

ここから長丁場
あまりゴトゴト沸き立たないように、溢れないように火力に気をつける。
蓋をする時もあるが、火力の調整が難しい。

2003年06月15日

そろそろ茹で上がり
茹で時間は20分プラスアルファ。
タイマーを20分で鳴らして、あとは付きっ切りで微調整する。
「よし!」と決断を下せないような、はっきりしない時もある。
そういう時は見切りをつけて「あげる」。

2003年06月15日

水洗い
桶にあげてから、大量の水で洗う。
水を張った桶にあげても、中は相当の温度なので、手は突っ込めない。
冷めてから、小分けにして水洗いをし、ぬめりを取る。

2003年06月15日

出来上がり
ぬめりを取ったら、水切りをする。
この後、一人前ずつグラム数を計ってつもる。
高々2〜30人前でも一時間はかかる。
冬場は粉の状態が良いので、この時のうどんは非常に綺麗である。
ただし、手は冷たくて真っ赤になる。



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