あれは確か、高校の1年か2年の夏の事でした。 私は小学校の頃の知人で、中学校で友人になったA氏に家に呼ばれて行きました。 TRPGと言うゲームをやると言われていましたが、 TRPGと言う物がどういった物かは知りませんでした。 私とA氏の他に、A氏の高校でできた友人が来ていました。 A氏とその友人のB氏はそのゲームを一回やった事が有るようで、 私だけがキャラクターなるものを作成しました。 7レベルから始めてよいとの事でした。 何の事だかよく分からなかったですが始めました。 広々とした荒野のところでドラゴンが5匹出現しました。(いきなり戦闘だった) もちろん、当時の私はドラゴンが強いのか弱いのかは分かりません。 取り合えづ何もしなかったのですが、いきなりブレスを吐かれ私のキャラクターは死亡しました。 B氏のキャラクターはドラゴンのブレスを弾く鎧を付けているとかで無事でした。 何が何やらよく分からないうちに私のゲームは終わってしまいました。 その後、B氏はドラゴンを倒してゲームは終了しました。 いきなり戦闘で、しかも戦闘が終了するとゲーム終了という酷いものでした。 (多分やり残した部分をプレイしたのでしょう) 私は、かなりキレました。(まぁ、そりゃそうだろう。今でも思い返すだけで腹が煮え繰りかえる) 二度とこんなTRPGなんて言うものするもんかと思ったほどです。 しかし、たった一度で判断するのもなんだと思い直し、再度チャレンジしました。 そのうち、ソードワールドのルールを読み、私もマスターをやる機会が出てきました。 当時の私は、小説みたいなものを書いていたのでシナリオを作るのには苦労しませんでした。 その時のA氏、B氏、私の三人でゲームソフトを創るサークルを作りました。 結局、一本もゲームを創らずに終わってしまいましたが、 ゲームソフトを創るサークルの一環としてTRPGのサークルも創りました。 それが元EEC、現帽子屋のお茶会です。 ゲームソフトのサークルは自然消滅しましたが、TRPGのサークルは生き残り、現在にいたります。 ちなみに、始めてプレイしたゲームのルールはB−Roadsでした。