ふるさとの詩人・矢沢宰は、21年の生涯において、第2の誕生ともいえる自立の精神、詩という形の言葉による感動を、まっとうできなかった“生”の遺産として残しました。
当会は、矢沢宰の詩に凝縮された感動する心を、できるだけ多くの人たち、とりわけ子供たちに伝え、託したいと願う市内外の有志が語らい、平成5年2月に発足しました。そして、矢沢宰の生誕50年の記念事業をかわきりに、矢沢宰賞(創作詩)を中心とした事業を展開しています。
● あゆみ
平成5年2月13日
矢沢宰記念事業実行委員会設立(代表・大久保浩二)。
平成5年9月
矢沢宰賞(創作詩)を創設し、県内特殊学校児童・生徒に作品公募。
平成6年5月
記念誌「生命の詩人矢沢宰生誕50年」発刊。
平成6年5月15日
“生命の詩人・矢沢宰生誕50年”記念事業を見附市文化ホールで開催。県内特殊教育緒学校の児童・生徒を対象とした第1回矢沢宰賞に151編(審査・月岡一治)。矢沢宰の詩朗読(朗読・田村さと子)。萩原英彦作曲合唱組曲「光る砂漠」合唱(指揮・広川正二、伴奏・戸田加代子、合唱・光る砂漠を唄う会)。
平成7年5月21日
“矢沢宰・生命の詩の集い”を見附市文化ホールで開催。対象を市内小・中・高校を加えた第2回矢沢宰賞に465編(審査・月岡一治)。猪間道明作曲「幼年幻想」独唱(伴奏・金子陽子、独唱・鈴木紀久代)と木下牧子作曲「秋風」及び佐藤郡也作曲「わかば会の歌」、田辺辰雄作曲「茨の実」合唱(指揮・小杉千穂子、伴奏・池田千春、合唱・わかばコーラス)。講演「矢沢宰の詩の世界と私」(講演・牧岡孝)。
同年11月
新潟県中越地区小中学校特殊教育研究大会で大久保代表が「矢沢宰の生命と愛−文化とは何か」講演。
平成8年5月
矢沢宰抄副賞用に「矢沢宰詩抄」改訂版刊行。
同年5月12日
“矢沢宰・生命の詩のつどい”を文化ホールアルカディアで開催。対象を県内中越地区8市7郡及び吉田町小・中学校の児童・生徒に拡大した第3回矢沢宰賞に1,303編(審査・月岡一治)。三国みどり作曲「一本のすじ雲」、中神英毅作曲「一本のすじ雲」(指揮・船橋洋介、伴奏・金子陽子・橋本節子、合唱・アルカディア少年少女合唱団・アルカディア混声合唱団)。詩集「光る砂漠」写真展(写真・関崎廣)。
平成9年5月18日
“矢沢宰・生命の詩のつどい”を見附市文化ホールで開催。対象を全国特殊学校に拡大した第4回矢沢宰賞に1,788編(審査・月岡一治)。矢沢宰の詩朗読(朗読・藤沢正子)。繁田卓也作曲合唱組曲「一本のすじ雲」合唱(指揮・船橋洋介、伴奏・金子陽子、合唱・アルカディア混声合唱団)。矢沢宰生命の詩原画展(原画・池山阿有ほか)。
同年11月
見附市生涯学習フェスティバルで矢沢宰紹介。
平成10年5月24日
“矢沢宰・生命の詩のつどい”を上北谷公民館ほかで開催。対象を全国特殊学校、小・中・高校の児童・生徒及び18歳未満の青少年に拡大した第5回矢沢宰賞に1,844編(審査・月岡一治)。矢沢宰の思い出(お話・吉住昭)。矢沢宰のふるさと散策(上北谷周辺)。こぶしの木記念植樹(上北谷小学校)。上北谷小学校運動会参加。講話「矢沢宰の詩・子供たちの詩」(お話・月岡一治)。三国みどり作曲「一本のすじ雲」合唱(上北谷小学校児童会)。紙芝居「笠地蔵」(作・演出・若林一郎、出演・みつけ演劇セミナー受講生)。
同年5月
矢沢宰のスケッチ絵葉書(3枚1組@300)を市内書店等で発売。
平成11年6月1日
矢沢宰賞受賞作品集「風になって」発刊。
同年6月13日
“矢沢宰生命の詩の集い”を見附市文化ホールで開催。第6回矢沢宰賞に944編(審査・月岡一治)。朗誦劇「矢沢宰の世界(作・演出・若林一郎、音楽・岡田京子、語り手・見附演劇セミナー高校生。なお、今回は最優秀賞、奨励賞三編及び特別賞を見附演劇セミナーの高校生及び小学生が朗読するとともに見附手話サークルの協力で表彰式の手話通訳を取り入れた。
平成12年6月11日
”矢沢宰生命の詩の集い”を見附市文化ホールで開催。第7回矢沢宰賞に1256編(審査・月岡一治)。最優秀賞、奨励賞の6作品は、みつけ演劇セミナーの同世代の子どもたちが朗読。見附手話サークル、バリアフリーの会の協力を得る。第2部は見附市教材開発研究委員会制作による「ふるさとの詩‐矢沢宰」並びにNHK新潟スペシャル「光る砂漠は今も〜夭折の詩人矢沢宰」のビデオ上映。
平成13年5月
「にいがた緑の百年物語〜木を植える県民運動」の一環として「こぶしの木」を上北谷公民館前庭(宰の母校であった上北谷小学校)に植樹。
同年6月10日
“矢沢宰・生命の詩の集い”を見附市中央公民館で開催。第8回矢沢宰賞に1269編(審査・月岡一治)。最優秀賞、奨励賞の6作品は、みつけ演劇セミナーの同世代の子どもたちが朗読。見附手話サークル、バリアフリーの会の協力を得る。第2部は“一本のすじ雲”(矢沢宰詩・三国みどり曲)ほか4曲を、歌三国みどり、堀優子、ピアノ伴奏三国ヤ子で。
平成14年5月25日
“矢沢宰・生命の詩の集い”を開催。第9回矢沢宰賞に996編(審査・月岡一治)。最優秀賞、奨励賞の6作品は、みつけ演劇セミナーの同世代の子どもたちが朗読。見附手話サークル、バリアフリーの会の協力を得る。第2部は同じ中国で生まれた長岡市出身のソプラノ歌手中澤桂による宰賞記念リサイタル。 於・見附市文化ホール
平成15年6月22日
“矢沢宰・生命の詩の集い”を中央公民館で開催。第10回矢沢宰賞に913編(審査・月岡一治)。最優秀賞、奨励賞の6作品は、みつけ演劇セミナーの同世代の子どもたちが朗読。見附手話サークル、バリアフリーの会の協力を得る。表彰式終了後受賞者らと矢沢宰のふるさと探訪(大平森林公園詩碑、生家、母校、墓碑、神社ほか)。於・見附市中央公民館ほか
平成16年6月25日
矢沢宰賞受賞作品集「風になって」第2集発刊。
同年6月27日
“矢沢宰・生命の詩の集い”を中央公民館で開催。第11回矢沢宰賞に1089編(審査・月岡一治)。最優秀賞、奨励賞の6作品は、みつけ演劇セミナーの同世代の子どもたちが朗読。見附手話サークル、バリアフリーの会の協力を得る。表彰式終了後受賞者を囲んで茶話会を開催。
平成17年6月19日
“矢沢宰・生命の詩の集い”を市民交流センターネーブルみつけで開催。第12回矢沢宰賞に1508編(審査・月岡一治)。最優秀賞、奨励賞及び特別賞の7作品は、みつけ演劇セミナーの同世代の子どもたちが朗読。見附手話サークル、バリアフリーの会の協力を得る。表彰式終了後受賞者を囲んで茶話会を開催。
平成18年6月18日
“矢沢宰・生命の詩の集い”を文化ホールアルカディアで開催。第13回矢沢宰賞に1535編(審査・月岡一治)。最優秀賞、奨励賞の6作品は、みつけ演劇セミナーの同世代の子どもたちが朗読。見附手話サークルの協力を得る。矢沢宰賞紹介ビデオ上映。矢沢宰「生命の詩」書と写真展を併催。
実行委員会代表が小林一三に
平成19年6月24日
“矢沢宰・生命の詩の集い”を文化ホールアルカディアで開催。第14回矢沢宰賞に1508編(審査・月岡一治)。最優秀賞は受賞者本人が暗唱、奨励賞の5作品は、みつけ演劇セミナーの同世代の子どもたちが朗読。見附手話サークルの協力を得る。矢沢宰紹介DVD上映。矢沢宰「生命の詩」書と写真展を併催。
同年12月
矢沢宰詩集少年他英訳本発行
平成20年9月21日
“矢沢宰・生命の詩の集い”を見附市文化ホールで開催。第15回矢沢宰賞に1508編(審査・月岡一治)。最優秀賞ほか2編は受賞者本人が朗読。震災復興祈念として美しい詩に寄せる美しい調べのコンサート開催。矢沢宰紹介DVD上映。矢沢宰「生命の詩」書と写真展を併催。
平成21年3月
実行委員会代表渡辺金一に
同年10月25日
“矢沢宰・生命の詩の集い”を見附市文化ホールで開催。第16回矢沢宰賞に573編(審査・八木忠栄)。今回より年度内の募集表彰に移行する。最優秀賞ほか2編は受賞者本人が朗読。第2部としてはせみつこのことばあそび「ことば こえ こころ 〜日本語の音の 楽しさ 豊かさ」開催。矢沢宰紹介DVD上映。矢沢宰「生命の詩」書と写真展を併催。
平成22年10月
矢沢宰詩鈔再々刊
同年11月21日
第17回矢沢宰生命の詩の集いを見附市中央公民館で開催。矢沢宰賞に586編(審査・八木忠栄)。矢沢宰紹介DVD上映。選者と受賞者との対話ほか
平成23年11月20日
第18回矢沢宰生命の詩の集いを見附市文化ホールで開催。矢沢宰賞に609編応募(審査・八木忠栄)。オープニングに見附演劇セミナーによる「ふるさと見附」、選者と受賞者との対話ほか
平成24年12月2日
第19回矢沢宰生命の詩の集いを見附市文化ホールで開催。矢沢宰賞に684編応募(審査・八木忠栄)。オープニングで見附演劇セミナーによる「ふるさとの風」上演、選者と受賞者との対話ほか