「ジョギング」について

2019年10月6日に死去され、プロ野球で400勝を達成された金田正一さんが、 「走って下半身を鍛えなさい。」と言われていました。

ですから、私は、さぼり癖が出て来ても、健康のために楽しくジョギングをするように努めています。

「若い頃の自分は、早かった!」と言って、ジョギングをなさっておられない方は、ジョギングではなくても、散歩を少しずつ始めてみませんか。
誰でも年齢を重ねると、10代20代の頃のようには、走れません。
プライドは捨てにくいでしょうが、勇気を持って健康を買いませんか?
「ゆっくり、ゆっくり」と言って、走りましょう! 歩きましょう!

それから、足が衰えると転びやすくなりますから、『股関節』の強化も重要です。

ところで、『股関節』がどこにあるか、ご存じですか?
股(また)というから、股間のあたりと思いがちですが、実際にはもう少し奥のお尻に近いあたりで、太ももの骨が骨盤と接する部分の関節が、『股関節』です。
医学的には、骨盤寛骨臼(こつばんかんこくきゅう)と大腿骨頭(だいたいこっとう)からなる関節のことを言うそうです。

ですから、『股関節』に障害が起こると、お尻・太もも・腰のあたりに痛みが生じやすくなるのですね。

そうならないように、『股関節』周辺の筋肉を鍛えてサポート力を高め、『股関節』への負担を軽減しましょう。

代表的な運動は、ひざを曲げるスクワットですね。
ひざなどに強い痛みがない場合の運動ですから、強い痛みのある方は気持ちだけ。

(1) 立った姿勢で足を肩幅くらいに広げて、つま先を少し外側に開きます。

(2) 足を肩幅ほど開いたら、お尻を椅子に腰かけるように下げますが、ひざ小僧が両足の親指を越えないように、ひざを曲げて下さい(息を止めないこと)。
姿勢が前かがみになると、腰やひざに余分な負担がかかりますからNG。

これを防ぐには、壁から30cmほど前に立って、両手を前に出して壁に沿わせながらひざを曲げると、姿勢が前かがみにならずに安定します。
最初は無理をしないで、ひざを軽く曲げる程度で、バッチグーです。
絶対に無理をしない。

(3) ひざを曲げた姿勢を1秒間ほどキープし、ゆっくり伸ばします。
最初のうちはキープせず、ゆっくり曲げて、ゆっくり伸ばすだけでもかまいません。

ひざを曲げる角度が大きく、またキープする時間が長ければ長いほど、きつくなりますよ。
回数は年齢や体力によって異なりますから、少しずつ増やして下さい。

ひざと腰を痛めるのではなく、『股関節』周辺の筋肉を鍛えるためであることを、忘れないで下さいね。

絶対に無理をしないで。

継続は力なり! やればできる!!

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