【平成11年12月12日/蔵王連峰 中丸山コース(いろは坂往復)】
【通過時間】
登り | 登山口 | 仙人橋 | 滝見場 | いろは坂付近 |
通過時刻 | 6:30 | 6:38 | 7:35 | 8:09 |
下り | いろは坂付近 | 滝見場 | 仙人橋 | 登山口 |
通過時刻 | 8:09 | 8:37 | 8:50 | 9:22 |
【メンバー】 単独
【山行メモ】
先週の水曜日(12月8日・休市日)は、以外に天候に恵まれた日であった。前日のクリスマスパーティーのためか起床が遅くなり中丸山コース行きを断念してしまった。その悔いが残ったこともあり、今日の山行は戸惑いもなく出かけることが出来た。
5:00すぎに起床。家を自家用車で出たのが5:40頃であった。TooCottonの駐車場に到着したのが6:20頃、スキー場ではコース整備を終え圧雪車が戻るところであった。駐車場にはTooCottonの車のみである。
登山靴か長靴かでずっと迷っていたが、まずは軽い装備でと長靴に決め込む。長袖の下着にウィックロンのシャツその上に薄手のセーターとベストを着込む。ゴアの雨具を着て出発する。多少の吹雪であったが格別気になるわけでもなく歩き始める。しかし、辺りはまだ薄暗い。
登山口で、かんじきを着ける。林の中に入ると風はない。しかし、積雪が多くかんじきを着けていても膝下まで埋まる。長靴の選択に不満は感じない。仙人橋までの下りも、ラッセルが続き夏道のような軽快な歩行は出来ない。すぐに体が温まってきた。着込みすぎたようだ。橋を渡ったところで雨具の上を脱ぐ。
仙人橋にも当然積雪はある。約50cmといったところで、足元の転落防止用のネットの高さまで雪が積もっていた。橋の中央では、橋を吊っているワイヤーが頭より低くなりあまりいい気持ちではない。
ここから、登りのラッセルとなる。夏道ははっきりとわかるのでそれを辿ることにした。急斜面のラッセルに思いのほか時間を費やす。深いところでは股下まで埋まってしまう。積雪期は、この仙人沢両岸の急斜面のラッセルが最初の難所であろう。滝見場まで約1時間を費やす。夏道であれば約15分のコースである。冬のためにコースタイムを記録していたのであるが、これでは夏道の記録はほとんど当てにならない。コースタイムのデータベースよりも夏道沿いの木々を詳しく覚えているほうが、冬の山行には役立つようだ。
滝見場からは「ツバメ滝」がやっと見える。ここで2〜3枚の写真を撮る。「風雪の滝見場」といった感じである。この辺りも夏道を辿ることが出来た。これも春から秋にかけてこのコースに通いつめたおかげであろう。時折雲が切れ辺りが明るくなる。何の不安もなく登るって行ける。積雪はあるものの斜度が緩やかになったので先程より距離を稼げるようになる。本日の目的地を「いろは坂」看板までと決め先に進む。
植生がぶなに変わる。そろそろ「いろは坂」への左カーブのはずであるが、ここでその位置がわからなくなる。夏道であれば登山道上に石が露出しており、それを過ぎたところから左に曲がるのだが石は雪の下である。左に曲がる地点が分からない。辺りの雰囲気から予測をして左に曲がるが、「いろは坂」の看板(太いぶなの木)を見つけることが出来ない。辺りを探しまわるが結局みるけることが出来なかった。残念である。無雪期の山行が役に立たず、ちょっとがっかりする。無理をせず探すのをやめて下ることにする。
下りは登りの踏み跡を辿る。途中でかんじきを外す。股下まで埋まるところもあるが、煩わしさがなくこちらのほうが楽である。仙人橋まではあっという間であった。橋を渡ったところで、今日始めての休憩をとり、紅茶を一杯飲む。汗と雪で濡れたセーターとベストを脱ぎ雨具を着る。かんじきを着け直し登山口まで登り返す。
スキー場は営業を始めていたが、まだお客さまは少ないようである。今日の天気予報とこの時間では仕方ないかもしれない。スキーヤーよりボーダーの方が多いようであった。
帰りがけチェビオットに手袋をもらいに立寄る。11月末に手の大きさを測定し製作を依頼していたものが仕上がったのである。最終的に指の長さを調整してもらい念願の無脱脂ウールの手袋を手に入れる(価格7500円)。 次回からは、この手袋を愛用しよう。