【杉ヶ峰山頂で。(背景は熊野岳)】

山行記録 - 平倉山荘 -

2007年04月29日(Sun)

【蔵王連峰/南蔵王(エコーライン〜芝草平/往復)】

【メンバー】 単独

【歩行距離】 約6km (カシミール3Dより)

【所要時間】 約03時間20分

【山】 前山(1684m)・杉ヶ峰(1745m)

【地図:1/2.5万】 蔵王山

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【山行メモ】

GW連休の初日、朝一番の仕事を終わしてから南蔵王に向かった。
二日前に冬期閉鎖から解除された蔵王エコーラインは、観光の車で賑わっていた。
(当分の間は、夕方5時から翌朝8時まで、凍結のおそれために通行止めが続く。)

残雪の南蔵王コースを歩き始める。
刈田峠、湿地帯、刈田峠非難小屋あたりはまだまだ残雪が多く
夏道はほとんど確認できない。

前山から杉ヶ峰に続く尾根道は、融雪が進み登山道のくぼみに一条の残雪が残るものの、
道、両側の潅木は露出しており、登山道を辿ることができる。

前山は東側の残雪を踏んで、杉ヶ峰との鞍部を目指す。

鞍部からは登山道に沿って登ってゆく。
『降水確率0%、晴れマーク』予報
快適な稜線漫歩を期待してきたが、思いのほか風が強い。
雨具を羽織って歩く。

途中で下山してくる、二人組みの登山者と会話を交わす。

杉ヶ峰の山頂には雪がない。
ただ、山頂の泥道は気温が低いため登山靴の足跡をそのまま残し凍っていた。

芝草平は一面、雪が残る。入山が規制されている湿原は雪の下に隠れているので、
湿原の奥を目指して歩いてゆく。
平坦な湿原は、期待したほど変化のある景色を見ることはできなかった。

ここから引き返す。
杉ヶ峰は山頂の東側の残雪を横切って戻る。
前山との鞍部に来ると、ふと、チョンコモリ山に行ってみたくなった。
残雪が続いていれば、藪に邪魔されず行けそうである。

登山道から外れて残雪を探しながら、下ってみるが結局藪に塞がれてしまった。
杉ヶ峰山頂付近から続く雪渓が、どうやらチョンコモリ山との鞍部まで続いていそうである。
今日は、タイムリミット。次回に期待しよう。

前山を過ぎたところで、昼休みを取る。
見晴らしのよいところでラーメンを煮て食う。

刈田岳にジグザクに刻まれた蔵王ハイラインを、バイクの音が登っていく。

幾筋の足跡を辿りながら、非難小屋脇をとおりエコーラインに戻る。
途中、オオシラビソに古い赤布がくくりつけられていた。
過去にも、この地点を誰かが通ったいるのだ。
広い雪原ではあるが、人は意外にも同じルートを通っているものだ。


正面が前山(右)と杉ヶ峰(左)

残雪を踏んで進む。

刈田峠湿地帯から刈田岳を振り返る。

雲の形を写す。(PL使用)

入口は西側の冬期用を。

オオシラビソの林から刈田岳を。

下山してゆくお二人組み。

岳カンバは雪の重みに柔軟に耐える。

朝日連峰。ほかにも山形の名山が眺望できた。

シラビソの枯れ木。

チョンコモリ山

前山東側の残雪。

前山との鞍部から見る杉ヶ峰。

杉ヶ峰山頂近くの登山道。

山頂でセルフタイマー撮影。

芝草平。無雪期には入れない所まで行ってみた。

シラビソの枯れ木。皮が剥がれていた。

青空だが、風は強かった。

杉ヶ峰東側の残雪を横切って来た。

同じく杉ヶ峰東側の残雪。

前山の奥に刈田岳、熊野岳が続く。

道標

急斜面をグリセードで下った。

昼飯はラーメンとコーヒー。

刈田峠の古い赤布。

エコーラインの残雪。

蔵王山麓「薄沢バス停」の桜満開。

 

 


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