【コマクサ@熊野岳】

山行記録 - 平倉山荘 -

2006年07月23日(Sun)

【蔵王連峰/中丸山コース(中丸山〜熊野岳〜御田ノ神/周回)】

【メンバー】 単独

【歩行距離】 約00km (カシミール3Dより)

【所要時間】 約4時間00分

【山】 中丸山(1526m)・熊野岳(1840.5m)・刈田岳(1758m)

【地図:1/2.5万】 蔵王山

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【山行メモ】

午後から高原散策案内の予定が入っている。
「今日はダブルヘッダーで行こう。」と意気込んでみる。
とは言え、そう自慢するほどのダブルヘッダーではない。

午後の案内は、小一時間の高原散策。
そして、午前中の山行きに
中丸山コース、熊野岳・馬の背・御田の神の周回コースを歩こうという
まぁ、自己満足的"へなちょこ<_ブルヘッダーである。

今日は、久しぶりの晴天となった。
全国的に、梅雨明けが待ち遠しい時期のなか
意外に空は晴れ渡たり、気分のよい山行きができた。

ライザからの登りルート・中丸山コース、
そして、
馬の背からの下りルート・弁天平コースのそれぞれが、
2週間前に上山市山岳会のメンバーによって
登山道整備が行われている。

雪解け後、
中丸山コースに横たわっていた3本の倒木、
山頂手前の木道の傾き、
そして、笹に覆われた登山道は
すべて修復・整備されていた。
山岳会会員の活動に感謝をしながら歩かせていただく。

ただ、傾きが修復された木道のうち、下から4個目に
多少のぐらつきが残っていたので、念のため注意が必要である。

そう、そう、昨年は7月17日にこのコースを歩いている。
その時は、開花している高山植物の種類が非常に多かった。
しかし、今年はといえば、
コマクサ・ハクサンチドリ・トキソウ・サワラン
・キンコウカ
といった種類のみ。
開花時期が一時期に重なった昨年ほど
楽しめなかったのが残念である。

おなじみ、中丸山コース登山口。
山行き車SJ-30は、運転する機会が
少ないと、機嫌を悪くし白煙を吐く。
ブッシュクリーナーで整備された
中丸山コース登山道。
傾きが修復された木道。
登りはじめから4個目に多少の
ぐらつきがあり、注意。
いつも静かな中丸山山頂。 鞍部から伸びる木道。
濡れている木道は非常に滑る。
オオシラビソの若葉が淡い。
ギンリョウソウ。
朝日を浴び、透き通って見える。
最近、登山者が少ないためか
ケルンに積まれる石が少ない。
月見が原に続く登山道。
奥には熊野岳が見える。
ハクサンチドリとネバリノギラン
昨年同時期に比べ開花している
花の種類が少ないようだ。
熊野岳山頂手前の石畳入り口。
このルートをくだりで利用する際、
進路は、この道標から右にカーブする。
熊野岳山頂のコマクサ。
終わりかけの花もあったが
まだまだ見頃だ。
コマクサの群生。
ここのコマクサは、ほかの山のもの比べ
全体的に淡い感じがする。
熊野岳山頂。
久しぶりの青空で、気分よく歩く。
言わずと知れた蔵王のシンボル
『お釜』
今回は、刈田峰神社まで足を延ばし
この夏の山行安全を祈願する。
刈田岳からのお釜の眺め。
今年は、山新・縦走隊がこの蔵王連峰を
縦走しながら夏山レポートをする。
明日、宮城県七ヶ宿町を出発し
29日に連峰北端の面白山まで辿る。
お釜見物の人々によって積まれた
刈田レストラン近くのケルン。
以前、県境裁判の舞台となった
北斗観光リフト駅舎。
荒廃が進み、近々、撤去されるとか?
現在、営業されている山交リフトは
この北斗観光リフト残骸の南側にある。
サワラン、アサヒランともいう。
キンコウカの黄色い花の間に
ひときわ鮮やかな
ピンク色の花を際立たせる。
ライザ・ぶな平ゲレンデの「一本ぶな」。
スキー少年団に入っていた頃
リフトが運休する吹雪の中
このぶなの脇を歩いて登り
スキー練習をしたことを思い出す。
お清水の森まで下ってきた。
蔵王権現石仏の前にある
ぶなの原生林。
お清水の森の湧水で汗を流す。
このザックとも十数年の付き合いとなる。
カナダMECのオリジナルザック。
登山口に到着。
終始、天候に恵まれ気持ちのよい
山行きができた。

Camera: Nikon F3
Lens: Nikkor50mmf1.4
Film: Fuji Superia Venus 400
FilmScaner: CoolscanV

 


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