【年季の入った道しるべ@お清水の森】

山行記録 - 平倉山荘 -

2006年07月17日(Mon)

【蔵王連峰/坊平高原散策(坊平高原〜お清水の森)】

【メンバー】 単独

【歩行距離】 約00km (カシミール3Dより)

【所要時間】 約00時間00分

【山】 0000山(0000m)・0000山(0000m)

【地図:1/2.5万】 蔵王山

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【山行メモ】

蔵王坊平高原からライザスキー場を歩き、お清水の森まで高原を散策してきた。
仕事の繁忙期を終え、久しぶりの休日。飯豊か朝日連峰にでも行こうかと意気込んでいたが、
連日の雨空、そして、体の疲労のせいか、出発前夜に意気消沈。
気負わず、楽に行こう。ぶらっと、高原散策。良いじゃない。
というわけで、行ってきました。

まずは、今年6月、坊平高原に建てられた
上山市山岳会の創立50周年記念碑を見て出発。
おっと、ホタルブクロ。
花の中で蛍が光ったら綺麗だろうが、
本当にそんなことあるのだろうか?
こちらは、ヨツバヒヨドリ。
渡り蝶「アサギマダラ」も、
きっと梅雨明けを待っているはず。
「山吹ショウマ」
名前の由来は、葉の形が山吹に似ていることから。
うぅー。
アザミって種類が多くて見分けがつかず。
蔵王アザミって固有種があるけど
いまだ???
こちらは、ウツボクサ。
これは、きっとオニアザミ。
見るからにそんな様相。
メイゲツソウ。
高原の植物って、高山植物以上に
種類が多く覚えるのに苦労しそう。
夏のライザレストラン。
朝方の静かなひと時。
さて、お清水の森の登山道を進んで行くと
杉の大木が目に飛び込んでくる。
昔、参詣者によって植林させれたもので
標高1000mにこのような大木があるのは
珍しいという。
ヤグルマソウ
朝日を浴びて、葉の表面が照っている。
東屋付近にある「ねじれ杉」は
昔、天狗が力比べをしたとか?(笑)
真壁仁の「峠」の歌碑。
峠は決定を強いるところだ・・・
お清水の森は、古の蔵王信仰の登山口。
今なお、当時の面影を色濃く残している場所である。
しめ縄の下をくぐって登山道を進む。
西国三十三巻石仏
1820年、地元の人々により造立されたもの。
観音像に刻まれた番号は1〜33番まで。
内6番・10番・28番が不明という。
ブナ林の巌上に石仏はたたずむ。 お清水から刈田岳への登山道標。
蔵王信仰の時代のものではないが、
年季の入った看板である。
姥神
女人禁制の時代、女性の参詣者は
お清水の森からお山参りをしたという。
一番高いところに位置する
蔵王権現石仏
その左右に二童士が待立する。
明治2年(1869)造立の記録が残る。
刈田峰神社石碑
明治23年に立てられたもの。
当時の蔵王登拝の
盛大さを物語る貴重な記念塔。
ゲレンデ中央に残る森が、お清水の森。 高原の芝生が一段と気持ちを和ませてくれる。 山岳会創立50周年記念碑の裏には
蔵王のシンボル「お釜」が彫られていた。

 

 


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