蔵王ラインから今シーズン初の山スキーへ

山行記録 - 平倉山荘 -

2006年1月25日(Wed)

【蔵王連峰/中丸山(蔵王ライン〜1080m付近/往復】

【メンバー】 単独

【歩行距離】 約00km (カシミール3Dより)

【所要時間】 約3時間00分

【山】 

【地図:1/2.5万】 蔵王山

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【山行メモ】

長いこと山行きを休んでいました。
昨年10月からの久しぶりの山行き。
冬前、仕事が非常ぉーに忙しかしく、そして、
この冬は、初っ端からの大雪。

蔵王では、12月中旬に樹氷ができてしまいました。
がしかし、1月中旬(13日〜14日)の雨で
樹氷についた雪は、一気に落ちてしまいました。
ここ数日、また寒い寒い日が続き、降り積もった雪も締まってきているようです。

さて、今シーズンは休日のたびスキースクールの手伝いをしていました。
新調したMIZNOの板が、具合良いいいいいっつ。
あらためてカービングスキーの楽しさを味わっています。

今年の山スキーはこの板を使って、滑走重視の楽しみで行こうぉかって思っています。
蔵王での私のスタイルであれば、アルペン用の板と靴でなんとかカバーできそうです。
山スキー用に比べ、重量的に重く、靴は足首の動きが制限されますが、
滑走時の楽しさは、アルペン用には敵わない。

早速、今日はアルペン用を担いで出かけてみょ〜っと。

天気予報は、曇りのち雪。
天気図をみれば、大きな崩れはないようである。
SJ-30を走らせ、猿倉スキー場から蔵王ラインに入って行く。
橋を渡っていつもの場所に車を止める。
予想どおりに、下界には青空が広がっているが、
行く手中丸山は1000m付近からは雲の中といった空模様。


晴れていれば、道の向こうに山頂が見えるのです。

HEADのスキーブーツを履き、
MIZNOの板をザックに、三角形に括り付け
7:50分、歩き始めぇ〜。

7時50分とは、いつもより行動開始時間が遅い。
今シーズン初山スキーであるので、鼻ッから足慣らしのつもりでいるせいか
遅めの出発になってしまっている。
雪の状態を見ながら行けるところまで登ってゆこうぉーと、
気軽に出発っーーーつ。

蔵王鉱山神社に手を合わせ、無事を祈る。


蔵王鉱山神社に手を合わせ m(_ _)m

鳥獣保護区の赤い看板から、入山。
初めはカンジキを付けずに、スキーブーツの坪足で歩くも、
結構、ぬかる、ぬかる。
膝下までのラッセルでは、距離が伸びず
観念してカンジキを付ける。

スキーブーツへのカンジキ装着は、初めてであるが、
しっかりと固定できて、Gooooood!!

くぼ地のこのあたりは、積雪が多く
カンジキを付けても、まだ膝近くまでぬかる、ぬかる、ぬかる。
と言っても、先ほどよりはましであるが。


アルペンブーツへカンジキ装着
しっかり固定できてGoooooood!!

8:35分、820m鞍部通過。
Tomenの高度計が870mを指しているので
820mに修正。
昨年残したピンクテープが頭上に光る。

元山の道跡は、このように始まる。 820m鞍部

油坂を登ってゆけば、昔の道跡がはっきりしてくる。
やっと、ラッセルも足首までとなり、
快適な歩行にかわる。

9時00分、930m分岐通過。
元山の道を選択。松ノ木で隊長に電話をかけるが
ドコモ アンテナ1〜2本。きびしぃーーー。
やっとのことで、隊長と繋がる。


休み処『松ノ木』

しばらく、元山の道跡を辿って行き
適当なところから、南側の尾根に登る。
もし、ここで雪が崩れたら、ずずずっーーーん。
蔵王沢まで一直線。

尾根下には、Olympic下見の道跡があり
中丸山山頂へは、こちらの方を辿ることになる。
この道跡へは、930m分岐から直接入るか、
松ノ木を過ぎた最初のカーブから尾根に登って行くのが良いようである。

Olympic道跡は、腕太のブナが横たわり結構歩きにくい。
積雪も多くなり、再び膝下までのラッセル、ラッセル。

途中からは道跡を離れ、尾根を、東に向かって登ってゆく。
斜度が徐々に急になると、造林の松も少なくなる。


1080m付近で荷を降ろす。アー疲れたぁ〜。

9時45分、1080m付近で休憩。
ツェルトをかぶり、お湯で菓子パンを食べる。
ツェルトを使うような悪天候ではないが、
たまには、点検を兼ねて使ってみないと。

ツェルトをかぶり腰を下ろし、パンを食うと気持ちも落ち着く。
体の冷えも抑えられ、ツェルト様、様である。

雪はちらついているものの
標高にしてあと200mくらいは、視界が利きそうである。
木の間から見える、上山の町も薄日が指しているようだ。
まだまだ、先に進めるようであるが・・・。


南、ほぼ水平方向に「たいらぐら」確認〜んんっ。
ちと、小さすぎてよくわからないけど・・・。(ほぼ中央)

時計は10時00分。
帰宅時間を12時に設定してきているので、
今日はここまで。
足慣らしとしては、こんなところで、十分でしょ。と自分を納得させる。

そうしていると、和美さんからのメール。
歩き始める前に送っていたメールへの返信。
電波が不安定な場所では、通話よりメールのほうが
確実にやり取りできるのようである。
まぁ、この1080m付近は、ドコモ電波も入り良い場所であるが。

ツェルトを撤収し、10時25分、スキー滑走始めっ。
と言っても、ここまではずぅーーと疎林の中を歩いてきているので、
滑走自体を楽しめる箇所は、ほとんどなぁーーーし。

スキーでの下山は、あれよあれよと言う感じで降ってゆく。
膝下までのラッセルを2時間以上も続けてきたのに、
あっという間、たった15分間で登山口到着っーーーく。

スキーの楽しめる箇所は?と聞かれれば
強いてお答えするなら、油坂前後の道跡かぁ。?!
ショートターンを繰り返すのに、ちょーーど良い道幅であった。

こんな道幅をショートターンで
ちょい、ちょい、ちょーーいっと。
登山口までたったの15分。
2時間以上も歩いたのに、
なんとなく、悲しい〜。

10時40分、登山口の鳥獣保護区の看板に到着。

今シーズンの山スキーは、アルペン用で楽しもうぉーー。オッー!!
と言う考えで、今のところはおります。

アルペン用ブーツでの歩行は、体力でカバー。
今回も、履きなれているブーツのせいか
歩き難さは、ほとんど感じず。
ただ、登りに2時間もかかってしまって原因は、
ブーツの重さか?それとも、深雪か?

本当なら、カービングの板に山スキー用のビンディングがあれば、
最高ーーーっ。なんだけど。
シール歩行ができれば、行動時間短縮をクリアできそう。

あっ、それから、アルペンブーツでのカンジキ歩行は、
いたって快適、快適。しっかり固定できて、結構使えるって感じでした。

今回は、残念ながら快適な滑走バーンはなかったが、
いつも履いているアルペン用スキーとブーツなら、
よだれが出るくらい楽しめそうぉーーーッス。

よぉっーし、次はあの斜面を滑りに行こーーーっと。
次回の山行きの楽しみを大きく膨らませながら
我がSJ-30のポロンポロン節が山に響くのであった。

 


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