【山行メモ】
藪と残雪、そして登山道。ルート選択で苦労する季節である。
中丸山コースの残雪状況を見に行ってきた。
前日土曜日には北海道で降雪があったり
山形ではストーブを炊いて過ごす天候。
が、しかし、一転、今日は雲上の中丸山を歩くことが出来た。
SJ-30の調子がいつになく悪い。
上野原の坂をセカンドでもやっと登る始末。
開拓の農道に車を停め、ボンネットを開く。
水温計の針の動きが、急激で気になる。
冷却周りの不調か?
ゲレンデにSJ-30を駐める。
5時45分
スパイク長靴にストック。
カンジキをザックにくくりつけ、鈴を鳴らしながら歩き始める。
ザックにはもうひとつ、
蛍光布を目立つようになびかせる。(対熊撃ち。)
ライザから仙人橋への北斜面には、残雪あるも登山道を下ることが出来る。
橋からの対岸(仙人沢右岸)は南向きのため、雪なし。
登山道を登る。
虎ロープの杭が倒れており、
腕太の木が倒れている箇所あり。
6時07分、滝見場通過。
仙人沢の沢底には残雪が残る。
ツバメ滝は雪解け水のため水量多い。
ブナ林(標高1250m〜1400m)は、マダラ残雪あり。
所々に登山道を確認できるが、ショートカットでほぼ直登。
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ツバメ滝 |
ブナ林のマダラ残雪 |
潅木帯(標高1400m以上)は雪なく、潅木の濃密な藪。
登山道以外は歩行不能。
ブナ林帯との境に南北方向にのびる登山道あり。
潅木帯の登山道は、笹が生い茂るも道跡はわかる。
稜線に出る。
木道1つ目は完全に登山道外へひっくり返る。
以前からぐらつきがひどく、事故防止のためワザと。
2〜4つ目までは、傾きが有り。通過に注意。
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潅木帯の登山道 |
番城山(手前)と吾妻連峰 |
稜線の木道と残雪 |
その後、山頂まで2回ほど残雪を横切る。
1つ目は雪庇の残雪で、頭の平部分を歩く。
極端に南側(仙人沢側)によらなければ滑落の心配はなし。
2つ目は傾斜をトラバース。
残雪の先は仙人沢方向に下っている。
早朝、硬雪のため慎重に通過。長さにして5mくらい。
6時55分、中丸山山頂通過。
下界はいまだ雲海の下。
飯豊、朝日、月山、葉山が雲上に浮かぶ。
各山頂付近にもう一層の雲あり。
鞍部にかけては、多量の残雪あり。
スキーバムなら、テントでも張ってスキー三昧か。
と言っても月山に行って方がましである。
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中丸山山頂 |
鞍部の残雪 |
トドマツ帯も残雪あり。
下半分の登山道は完全に雪の下状態。
中腹から所々に登山道が顔を出す。
「万Ya山岳愛好会」の赤布、じゃなくオレンジ布あり。
中腹からの登山道は、斜面北寄りルート。
トドマツ帯上部の尾根道には残雪なし。
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トドマツ帯の残雪 |
赤布とオレンジ布 |
崩れたケルンと熊野岳 |
登山道は、ケルンを過ぎると窪地を横切り南側の尾根へと進む。
窪地には残雪有り。
残雪からの出口(南尾根の登山道入口)に
峰桜の枝を刺す。
赤布の目印がほしい。
登山道入口は、進路右手藪の始まりすぐに有り。
窪地の残雪は、そのまま蔵王沢方面に伸びているので
行過ぎない様に注意。
尾根南側の登山道には残雪有り。
右手(南側)下方の砂防ダムを見ながらトラバース。
時刻は7時30分、雪は緩み始まる。
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左又沢の砂防ダム |
尾根南側登山道の残雪 |
月見ヶ原手前で、北側尾根の間の窪地を横切る。
窪地には同じく残雪有り。
この残雪を登っても月見ヶ原には出られるが
登りでは、夏道とおりに進んでみる。
月見ヶ原入口では、雪庇残雪の急斜面根元にでる。
雪庇の頭に向かって、急斜面約5mを登る。
月見ヶ原一帯は、大きく残雪が残る。
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夏道が横切る窪地の残雪 |
月見ヶ原入口の雪庇残雪根元 |
登山道は残雪の下。
残雪からの出口(登山道への入口)を探す。
残雪上部は、4本の雪筋に枝分かれしている。
出口は、北から2本目の残雪上部に有り。
一番南側の残雪も、熊野岳山頂手前の砂礫場に繋がっている模様。
残雪下側は、一番南側の残雪が
仙人沢左又沢砂防ダム方向に下っている模様。
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月見ヶ原残雪。熊野岳へは画像中央奥を |
残雪下側。左又沢に下っている。 |
(下山時は、
北寄り尾根の雪庇残雪上から窪地に下るか
もしくは、月見ヶ原残雪ほぼ中央から窪地に入り
窪地残雪に交差する登山道を見つける。)
その後、山頂までは残雪なし。
ワシ岩を左手に見ながら登ってゆくと
まもなく、石畳が現われる。
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ワシ岩 |
山頂手前の石畳 |
熊野岳山頂到着8時15分。
ドコモ3本。
蔵王山神社に手を合わせる。
二口山塊そして船形山の奥に、栗駒山を山座同定する。
特に休憩はせず誰もいない山頂を後にする。
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熊野岳山頂 |
下り石畳終了点(標高1740m)、ドコモ3本。
月見ヶ原残雪上部で休憩。
コーヒーと饅頭2個を食す。
饅頭Good!!
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石畳終点。この看板から右手(北方向)にカーブ |
休憩。ザックに括るカンジキと蛍光布 |
西吾妻山と飯森山の間に
会津駒ヶ岳、浅草岳が見える。
(帰宅後、カシミールで山座同定)
月見ヶ原残雪中央部を下り
尾根間の窪地から交差する夏道に入る。
窪地、ドコモ圏外。
トドマツ帯はドコモ、アンテナマークのみ。
鞍部、ドコモ2本。
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蔵王沢上流部 |
9時45分、中丸山山頂通過。
ドコモ、3本。
Tomenn高度計の針を1620m→1560mにセットし直す。
山頂西側木道終点、ドコモ圏外。
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ライザスキーワールド |
下山時にすれ違った登山者 |
10時00分、いろは坂看板通過。
ドコモ、3本。
10時08分、滝見場通過。
ドコモ3本。Tomen1260m表示。
仙人沢右岸の急斜面を下り始めてまもなく
ストックを置き忘れてきたことに気づく。
滝見場まで戻るが、見つからず。
そうなると、いろは坂の看板をVideo撮影したときか?
帰宅時間のリミットがあるので、ストック見捨て下山。
10時45分、仙人橋通過。ドコモ2本。
11時00分、ライザゲレンデSJ-30に到着。
上山市主催のトレッキングのグループがゲレンデを散策。
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仙人橋から。仙人沢左岸 |
登山口に到着 |
携行品について
カンジキ・・・必要なし
蛍光布・・・心配しすぎ。ザック内携行のみで十分
ガスコンロ・・・火力Good!
コッフェル(小)・・・コーヒー湯沸しにちょうど良い
いつもの蓋付コップ・・・量が把握できGood!
饅頭3個・・・コーヒータイムにおいしく食べる
スパイク長靴・・・つま先細。踵ホールド×。残雪上の効きはGood、爪(カンジキ)要らず。
ストック・・・ほとんど使わず。いろは坂辺りに忘れる。
500mlペット水×2本・・・良い選択。
薄手長袖下着上下・・・Good!
タオル→日本手ぬぐい・・・出番なしも嵩張らずOKか。頭に巻くには薄いか?
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