2003年09月03日(水)
【朝日連峰/古寺鉱泉〜ハナヌキ峰〜古寺山(往復)】
朝陽館【2003年9月3日撮影】 |
【メンバー】 単独 【歩行距離】 約km(カシミール3Dより) 【所要時間】 4時間5分 【通過時間】 |
【山行メモ】 『ガマ蛙と共に・・・』 最近、山の師匠宅では、『私×山=雨』の方程式が確立している様である。天候不順のこの夏、山行きの機会が増えれば、雨の日に当たる確率は高くなるのは当然と、自分なりに言い訳をしているものの、休日が一日ずれていれば快晴、という日もたしかにあった。一昨年前、初めて単独で行った朝日連峰は、この上ない快晴の日であった。“ビギナーズラック”という言葉もあるしなぁ。(^_^; 1週間前には、蔵王・中丸山に登ったので、今回は朝日連峰か飯豊にでもと思っていた。飯豊には、まだ単独で行った事がない。水曜日休日が続くこのあたりに、行っておくかと言う気持ちもあったが、週間天気予報を見ていると、当初、雲と太陽のマークがついていたこの日が、日にちが経つにつれて雨マークに変わっていくではないか。やはり、雨男????。そんなわけで、行き先を朝日連峰の古寺鉱泉へと決める。 予定では、大朝日岳往復もしくは小朝日岳から鳥原山を経て畑場峰から古寺鉱泉への周回のどちらかとし、小朝日岳での天気状況をみてコース選択をすることにした。自宅出発午前3時34分。 古寺鉱泉へは、初めてである。大朝日岳への日帰り山行としては良く利用される登山口のようだ。大規模林道から古寺鉱泉に向けて、古寺川沿いに林道を進む。舗装工事が進められていた。 林道の行き止まりが、駐車場になっている。駐車場到着、5時15分。平日のこんな天気の今日は、私のSJ30を含めて3台しか止まっていない。先着の方が一人で出発するところである。格好から釣氏のようである。身支度を整えていると、雨が落ちてきた。雨合羽を上だけ着用し、午前5時30分に歩き始める。
道はしっかりしていて、歩きやすい。また、斜度もさほど急ではないので、快適な登行を楽しめる。雨は降ったり止んだりであるが、樹林帯では気にならない。しかし、木々のざわめきから、上空の風はだいふ強いようだ。ヒメコマツからブナ林へと高度をあげてゆく。初めてのコースであるので、歩くペースを一定にし登ってゆく。
三沢清水が近づくにつれて、雨足が強くなってきた。この道は下りで幾度か利用した事があるが、いつも山行終盤に通過ため、距離が長く感じられる箇所である。今回登ってみると、三沢清水までは、意外に近い。 三沢清水到着、7時5分〜13分。ホースで引かれた水場は、水量が豊富である。いよいよ雲の中に突入のようである。雨合羽の下も着用する。三沢清水の道標には、「古寺山まで20分」の文字が書かれている。天気予報から昼近くの降雨を予想してきたのだが、この時点で雨と霧そして、風がかなり強くなっている。とりあえずは、古寺山を目指して進む。
最終的には私の判断となるが、この天候の中、登行意欲もなくなっているので、この地点から引き返す事に決める。小朝日岳は目の前であるが、雲の切れ間から見える山肌には、雨が横殴りに波打っている。 7時10分、三沢清水を通過。途中、小屋まで行くという単独の男性とすれ違う。このような日でも、登る人はいるんだなぁと感心する。 ハナヌキ峰分岐を、7時23分通過。あとは古寺鉱泉まで下るだけである。濡れた木の根は非常に滑る。転んでもいられないので、気を抜かぬように下る。今度は、二人の男性登山者が休憩をしていた。朝陽館の玄関先にあった大きな赤いザックの持ち主である。出来れば大朝日までとの事である。
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