山行記録

【平成12年8月6日/刈田駐車場〜熊野〜ライザ(山形DS)】


【メンバー】佐藤他10名

【山行メモ】

 山形ディスティネーションキャンペーンの企画「蔵王お釜・花・風・音トレッキング」のはじめての山案内である。お客様は、白鷹町から参加のご家族3名様と、東京・千葉から参加のお友達4人組、そして名古屋からご家族3名の合計10名のお客様の案内となる。7月下旬から、連日暑い日が続いている山形であるが、上空に寒気が入り込んでいる為に午後になると必ず雷雨になる天気が続いていた。当然蔵王も同じである。数日前から天気を気にしていたが、どうも予報は変わらないようだ。集合したお客様に、天候の不安定なことを説明し中丸山を過ぎや樹林帯に入れば雷がなっても心配はないと判断し、そこまでなるべく時間をつめた行動をとることを説明する。

 山行中のお客様の感動は、「お釜」と「コマクサ」が最大の様であった。白鷹から参加のご家族も、近くにいてもなかなか見にくる機会がなく、また熊野岳方向からの迫力あるお釜には感動の様子であった。「コマクサ」については、時期的に少し遅いのではと思ったがまだまだ見頃の花が残っていた。関東から参加のお客さんはデジカメを持ってきており、可憐な高山植物の女王を思い出に撮影していたようだ。熊野岳山頂までは、特に雷の心配はなかったのだが、中丸山コースに下りるとき黒い雲が湧いてきて嫌な感じがするがコマクサを見れるところまで下がってくると雲は切れ雷の心配はないようだ。通常の予定なら箱庭あたりで昼食の時間を取るのだが、今日はいつ雷が鳴るかわからないので、先を急いで中丸山山頂まで頑張ってもらうことにする。しかし、中丸山山頂はスペースも狭いし、気温もだいぶ高いので昼食の場所には向いていないようだ。

 結局雷の心配もなく、無事に下山することが出来た。雷を警戒して行動したので、前半部で行動のペースが速くなり、また中丸山からのくだりでも休憩の回数が少なかった為か、仙人橋の跡地について時にはみんなだいぶ疲れていた様であった。


[2000山行記録]