※分解方法・順序は私独自のものですので、あくまで参考ということで・・。

最初はハンドルを外します。
ハンドルを外す道具は、マイナスのドライバーとレンチ(10)があれば簡単に外せますね。
クラッチユニットはドラグを外してから、矢印のネジを手で緩めれば簡単に外れます。
ハンドルを先に外したのは、ドラグを外したいからで、クラッチユニットを外してからだと、ドラグがスムーズに外れないからです。

サイドプレートをおさえてるマイナスネジを2個外せば、ジャーン!
結構シンプルでしょ!
拡大画像はこちら
ドライブギヤ類は上に持ち上げれば外れます。
ドライブギヤ類をバラせばこんな感じ。
@リリースプレートとAアンチリバースラチェットの部品は組み込む際に裏表を間違わないように覚えておく必要あり。
分解の目的であるクリーニングですが、金属類にはパーツクリーナーや洗浄液等を使い、綿棒と歯ブラシ・ウエスで汚れを落としていきます。
綿棒を使う場所はこんな感じ。
これはドライブシャフトをお掃除中。
結構使える場所は多いよ。
ピニオンギアを外しますが、クラッチを切った状態ですと外しやすいですね。
クラッチを切った状態とは下を参照。
わかりやすいように、すでに部品を外した状態ですが、セットプレートの突起とプッシュボタンが赤で囲った状態が、クラッチを切った状態で、下の写真が戻した状態です。
ブッシュボタン周りをバラすときと、組み付けるときは基本的にクラッチを戻した状態で行った方が楽です。
この部分のシンプルな機構がこのリールの売りでしょうかね?
プッシュボタン周りの分解ですが、ピニオンギアを外したら、バネ(ブッシュボタンスプリング)をプッシュボタンから外します。
次にヨークピンを矢印方向に引き抜きますが、ピンに押えられているヨークスプリングが飛び出すので、指で押えながらゆっくり抜きます。
プッシュボタンは写真のように、プッシュボタンスプリングが付いていた部分を持ち上げるようにねじると外れます。
アブのオーバーホールでは、ウエスを細く切って隙間の汚れ・グリスをとってましたが、ここまで分解できるのは感動ですね。
各部品を綺麗にした後は、グリスもしくはオイルを適量付けます。
特にプッシュボタンを重点的に・・・。
擦れる部分に念入りに。。

グリスはリチウムグリスを推奨してましたね。リチウムグリスは、飴色の安いグリスでどこでも売ってます。
組み付けはヨークピンを入れるときが大変かと思いますが、プッシュボタンが戻されている状態で、慎重に・・・。

この組み込みの注意点は、ピニオンギアを支えているヨークを変形させないこと。トラブルの原因になります。
詳しくはここ
ドライブギヤ周りの組み付けは、リリースプレートとアンチリバースラチェットにグリスを塗りつけ(ほぼ全体に薄く)、グリスの力で二つの部品を合わせると組み付けが簡単。
写真は合わせての裏側からの写真。
忘れてましたが、ドライブギヤの裏に取り付けるガスケット(ドラグワッシャーA)は、グリス等を付けていれば外れやすいですが、くっついているときは無理に剥がさない方がいいです。
表側のドラグワッシャーBについては決してグリス等を塗らないように・・・。
ドライブシャフトに各部品を付けた状態。
注油したドライブシャフトにプレートに取り付ける際は、アンチリバースポールをアンチリバースラチェットに付けた状態で組み付けます。
これはハンドルが逆転しないための部品ですが、アンチリバースラチェットにグリスを塗りつけるのは、この部分の動作のためです。
各部品を組み付けたドライブシャフトの取り付けは、赤で囲った部分にリール用オイルを塗ってから。
分解掃除はあまりしない人も、ここへの注油はしっかりと・・・。
ドライブギヤへのグリスアップは組み込んでからが楽ですね。

ギヤ部分にグリスを塗りつけて、全体の組み付けが終わってからゆっくりハンドルを回せば、ピニオンギヤにもグリスが行き渡るから、ちょっと多めに付けておきます。
左側サイドプレートは、ブレーキキャップを外して、中性洗剤で綺麗にした後、ワックスを掛ければ完璧。
後はブロンズプッシングを掃除して、リール用オイルを注油した後にキャップをきっちり閉めて完了。

写真はブロンズプッシングの代わりにベアリングを組んでる状態です。
後は組み込んでクラッチ側は完了です。
ドラグとハンドルは、全体が終わってから組み付けます。
そうそう、セットプレートの裏側のブレーキが当たる部分(グリーンで表示)を、パーツクリーナー等で脱脂します。
当然この部分にオイルが付着すると、バックラッシュしやすくなりますから。
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