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              ルアーの垂らし
の長さ


本題に入る前に・・・。
道楽の松本さんが、トップでのバス釣りの楽しさの7割はキャストと言ってますが、私も同感なんですよね。
狙った場所に寸分違わず打込んでいく、道楽流ですとぶち込んでいくという表現かな?
逆にお下手な私はこの楽しみが、苦悩に変ったりして・・・・。

この狙いどおりにキャストできるというのは、道具よしあしもありますが、多くは己のテクニックとなるはずですで、この何年かある事に私は悩んでいました。
それはロッドと思っていたことなんだけど、ロッドによってルアーの軌道がズレること。(グラス独特のブレとも言えなくはないけど。。)

たとえば、同じ道楽のマークTであっても、あるものは左にいつもズレ、また別のものは右にズレる。
何年か前に購入した、ミルドラムの山中たたき塗りだけは、なぜか真っ直ぐ飛ぶものだから、2年ぐらいズーッと使い込んだら、ガイドのスレッド部分がだいぶへたってきたため、塗りだけが違う山中研ぎ出しのマークTを購入し、使ってみるがこれまた右に曲がる・・・。
もちろん、全部新品のロッドの話しです。
ガイドの位置とか全く同じでも、塗りでこんなに違うものだろうか?
そういえば、ロッドには繋ぎ合わせた部分でへそ(?)ってな部分があって、そこに合わせてガイドを付けるなんて聞いたことがあるけど、ズレているのかな〜・・・と思ってました。
でも、マークTに限らず殆どのロッドで、このズレが出るんだよなー。

まぁ、テクニック的にズレたと思ったら、穂先を修正したい方向に動かし、リールをサミングしちゃうと、軌道修正も可能なんだけど、キャストした後に右だ左だなんてちょっと遠目に見て格好悪いしぃー。

そんな感じで、ロッドのせいにしていたある日のこと、私の好きなフィールドのひとつである綱取りダムという所で釣りをしていたときのこと。
この場所は、クリアウォーターで岩盤が多く、キャストの精度を要求されるところです。
クリアウォーター=ロングキャストであり、岩盤=ギリギリというイメージで浮かぶのですが、この日もいつもの通りショートしたりズレたりで、なかなか思い通りのキャストができなかったのですが、「そういえばルアーの垂らしって、何年も同じような長さでやっていたなー。」と思い、ちょいと垂らしをいつもより10cmほど長めにしてキャストしてみると。
あれ?
あれれ・・・真っ直ぐ飛ぶぞ。
ロングキャストはどうだ?
おお、いいじゃん。。。

これを検証するべく、別の日にも試したんだけど、やっぱり垂らしでずいぶんいい感じになるものですねー。

えーと、この前までは垂らしは約20cmで、それを30cmにしただけで全然フィーリングが変る。
裏返せば、数年もそんなことに気づかずにやってたんだから困ったもんです。。

ちょっとついでにですが、私の理想のキャストについて話しをすると、いいキャスト=美しい。

あくまで、トップウォータープラッカーとしてですが、バックスイングで十分ルアーの重さを貯めたロッドを振ったときに、あたかもワンテンポ遅れた感じでルアーが飛び出す。
付け加えるなら、ラインはイエローかオレンジの派手目で、ルアーもでかい方がいいですねー。グラス独特のゆったりとしたロッドの反発で、デカルアーがゆっくり宙を舞って、そのルアーからまるでラインを出しながら飛んでいるかのようになり、どこに落ちたかも遠目で見れる。
何度かアクションをして、ポイントを離れたなというとき、途中から飛沫をあげながらルアーを巻き戻す。

100mぐらい離れて見ていて美しいとか優雅と自分では思っているわけよ。
これが私の理想なんですよね。

だから、カーボンロッドでシュッ!という音とともに遠くでチョボ、なんて全く興味がないわけよ。

ん?なんの話しだっけ??




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