私声妄語

今月の標語

生きている限りこの世はある
この世の主人公はいつでも私だ

神林長平著
宇宙探査機「迷惑一番」序文より

誰がなんと言おうと
自分は自分であり主役を務めれるのも自分しかない


●9月23日
つい先日「カミソリ」のあだ名を奉られた
後藤田元副総理が亡くなった。
齢90歳を越え大往生とまではいわないけれど
寿命かなとも思う。
このおじいさん一般的には切れ者、保守護憲派
とまあそういうイメージや浅間山荘で
銃の使用をギリギリまで禁止、過激派のイメージを
失墜させ彼らを結果的には壊滅させたということでも知られる
けど案外知られていないことだが警察庁長官時代に
金属モデルガンを黄色に塗って2回の規制をかけた事がある。
そこから透けて見えるのは国民を指導するのは
優れた官僚であり法を遵守し違反するものは
排除するという元内務省エリートの顔だ。
そして国力の薄い日本は外敵に囲まれているのだから
目立たず隙間を縫って国を導いていかなければならないという信念である。
それがいいいかわるいかは解らないが信念を持って
この国を導いた自負はあったんだろうなと思う。
そういう全部を認めることは無いがまあ大した親父さんだったという。
エリートかくあるべしというのを地で行った人だった
謹んでご冥福をお祈りしたいと思う。

●9月13日
しっかし自民大勝な衆院解散総選挙だったが
泰山鳴動しネズミ一匹にならんように
今後も見まもらなあかんなあという趣旨のエントリを
ブログにてアップしたがTVの方は思ったとおりの
流れであーじゃこーじゃと言ってたようだ。
もっとも分析は必要だが事後の感想より
戦術、戦略の類や今後の日程のほうが重要で
自民党にけちをつける暇があれば
そっちの方をヲチしながらフォローするのが
メディアのお仕事のような気がする。
まあそうは言ってもここまでの結果は誰も予想が
付いていなかったというのがほんとのところだろうなというのは
ざっと見回してみての正直な感想だ。
ところで9.11に選挙があったわけだけど
その9.11についてはとくに触れているネットの記事を
あまり目にしなかった。
やはりあのテロは対岸の火事だったということか・・・・
(自分も含めてなんだけれど)
それでもあの一撃で世界は動いたことは間違いなく
今回の選挙もそれにひっかけて
朝日あたりがなんか恍惚のネタをぶちかますかと
思ったがまだかるーくボケているだけのようだ。
いや案外飛ばし屋サンケイあたりがかます気が・・・
ともあれ今後の動きをヲチするということは
ブログで書いたがまずはどこを見るか?
それを定めて評定しなければならない。
そうでなければ単純に純たんステキで終わる。
郵政民営化、その後の政策、本人の動き等
ポイントはいくつかあるがいきなり難しいよというなら
そのうち絞って考えてみるのがいい。
さしあたっては郵政民営化とその後の運営日程だろうか。
目的をもってヲチすれば割りと色々見えてくるはずだ。

●9月5日
さてさて先週は極私的に
いろいろあってほんとは書きたいネタが
山のようにあったものの
なんか全てが忘却の彼方にいってしまった
まあくさることなくボチボチといこう。
そんな中待機時間が増えたので
懸案の『京極堂シリーズ』を買ったが
なんか文庫分冊版になってるんですな、これが。
ちょっと損した気分なのは・・・・・何故?(笑)
とはいえ『姑獲女の夏』の上下巻
割とサクっと読めたので調子に乗って
『魍魎の匣』上中下巻を買ってしまった。
積読がまだたくさんあるのに・・・・どうするよ(苦笑)

●9月2日
ハリケーン『カトリ−ヌ』の被害は大きい爪あとを残した
そんな日本では9/1は関東大震災の記憶から
今日を防災の日と定めている。
そうやって歴史を例え形骸化してでも
記憶を残すというのは非常に大事だと思う。
なんらかの跡を残さないとほんとに人は忘れてしまう
そう人間は忘れる生き物だからだ。
おいらはよくメモをとる。汚くてもいい
なにかを書いたという事実(跡)が記憶を呼び戻す
そう跡があることで人はそれを思い起こすのだ
もちろん嫌な記憶、忘れたい記憶もある
けれど大事なことは
嫌な事でも覚えておきたい
それが糧になることもあるのだから。


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