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CASSHERNについて書く前に

もしかするとこれである程度書いてしまう恐れがあるけれど実を言うとこの映画については映画的には『映画秘宝』でおなじみファビュラスバーカーボーイズのガース柳下氏の評が一番的を得ていると思われる(それ以外の人のは帯に短したすきに長しだと思う)eiga.comで読めるので興味のある方はそこをググって下さい。もう一つの視点としてあるサイトで凄いの見つけた。そこでほぼ語られているのでもう正直参りました、と思っている。ただどっちにしても書くことになるとは思うが。実を言うと最初は「なんじゃ?こりゃ?」と思ったし一緒にいった友人とも「あー、あーやっちゃった」という気分が2人間に流れた。ただなんかしこりみたいなものが残りその後やはりフックしていたんだということを確認したときは驚きだった。その後2ちゃんねるはゆうにおよばすブログやらキリやん監督のインタビューやら他の評論まであらゆるものを読みまくりその後e映画の内容を反芻しもう一度多分観る事になりそうだ(笑)少なくとも彼のしたかったことはこれで達成されたのだろうし次の挑戦はどうゆうものになるのかは興味がある。アートだ!いや最悪の駄作だ!とか色々言われることもある意味この映画が作られた時点で解っていた事であろうさえ思わせる。ほんとはそうじゃないだろうけど。ただただキャシャーンという原作を実写映画化したということも含めそこまで沸騰すること自体が今という空気を切り取っている。無視するにはどこかに残るし褒めることもなんとはなしに説明できず袋小路に陥る。いやホントのオタクならスルーできちゃうんだけどね(笑)さてここまで風呂敷広げたらどうやって畳むか。KILLBILLVol.2でも観て考えようっと(爆)
それともう一つ。万人に受けるのはベタであることも重要だがオーソドックスなものってのは外せないんだろう。『タイタニック』しかり今公開されている『世界の中心で愛を叫ぶ』とかね。実はこれも一定の法則ってのは無いけど配役、ホン、演出ってが映画にとって重要ってのは前に書いたけれどヒットするにはタイミングとかもろもろ必要でそして王道でオーソドックスというのがあるんではないだろうかと思う次第。人は突きつけられるより起承転結と安心できる話を求めているもんだから。かくいう私もそうだけどもたまには熱い情念を叩きつける支離滅裂なまでの愚直さなものもどこか心にフックすることはあってもいいんじゃなかろうか?もちろん王道は素晴らしいという前提があってのことだけどね。なんかそういうことも確認させられた。
それとキルビルVol.2やばい気配ですなんとか今週中に行くつもり。でもその前に以前DVD等で観た作品群もUPする予定です。けっこう逃した作品を集中的に借りたので。ただハズレもあれば当たりもあり(笑)

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