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キャシャーンを観た後でレビューを上げる前に

なんつーか紀里谷監督がもし友達だったら多分キリやんってニックネームだったろうなーと思っていたら及川ミッチー光博はキリキリと呼んでいるとか。ということであちこちで賛否両論なこの「キャシャーン」そこで思ったのはネットという広い荒野に今あるのは金鉱もあるけど屑鉄の山もあるってこと。今回は映画の感想から見たけれど「おおっ!」と思うものもあれば「なんじゃぁコレわ」ってものまで玉石混交。とここまでは毎度書いているけれどほんと拾えば拾うほどくず鉄が多い。もっとも私も含めてネット1億総評論家時代なわけでその中でほんとに光るものを書いている人はそれで飯が食えるわけです。(そうでなくても小手先でやってる人もいるけれど)となれば従来どおり大手メディアで発信されるものを読むなり見ればいいわけだけどそうなるとスポンサーやらなんやらのしばりがあって提灯持ちな記事や文章もあるわけです。ただそれに対する純粋なものとしてネット発信があったかといえばそうでもない。感情的な意見に流されやすく大勢がすぐにそっちへ流れてしまう。ある種のマスヒステリーのような空気があるように見えます。もちろん私もそういった意見に流されることも多々あります。そこで怖いのはアレはダメってことで切っちゃう事がすごく怖い。とりあえず味噌もクソもなめてみようって言う選択肢がドンドン減ってしまうのじゃないかってことです。そりゃ私観るジャンルは凄い偏っているけれどその中でもやっぱり味噌もクソもあるわけで、でもそれって観るまでは解りません。だから興味のアンテナに引っかかったものは観るって言うスタンスを維持したいなと思うわけです。ただ情報だけを取り入れるだけだとネットにある情報はキツイわけです。今ほどメディアリテラシーが必要な時代はないでしょう。とりあえず観るってことが大切。2ちゃんねるのちゃんねらーじゃなくそれをROMしている人達。そういう人ほどその必要性が高いと思いますね。

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