MOVIEtonbori堂

ともに生き、ともに死ぬ
生涯の悪友だ

バッドボーイズ2BAD

監督/マイケル・ベイ
CAST
マーカス・バーネット/マーティン・ローレンス マイク・ローリー/ウィル・スミス
シド/ガブリエル・ユニオン ジョニー・タピア/ジョルディ・モリャ
ハワード警部/ジョー・パントリアーノ

これぞハリウッド超豪華大作!ってな作品で何にも残らないかわりに2時間手に汗握る大活劇をお約束って作品。ハリウッドヒットメイカー、ブラッカイマーとベイのコンビで前作同様今回も同じ主人公コンビを復活。と書くといかにも簡単そうだが内容に反してこの映画の製作には前作の「バッドボーイズ」から8年の歳月が流れている。なんせウィル・スミスはその後に「MIB」や「インディペンデンスデイ」、「アリ」といった作品に主演し売れっ子セレブスターになってしまったし、ローレンスも主演作やらなんやらでこれまた売れっ子。彼の場合は前からコメディスターとしても売れっ子だったらしいけど。そして8年後にようやく二人がブッキングでき今作となったわけである。元々ベイの出世作でもある前作の続編に関しては彼はかなり気合がはいっていたようだ。カーチェイスシーンなどはセットではなく本当のマイアミのフリーウェイで撮影しド迫力なシーンを生み出しているしおなじみの銃撃戦でもこれでもかというくらいの銃弾の嵐。どんぶりにいっぱいでげっぷがでるまで堪能できる。二人の掛け合いも健在でおとぼけとキツイジョーク(英語のスラングや掛け言葉が解らないと笑えないのもある)ますますヒートアップで過剰なんだけどイマイチのせてもらえなかったのは主人公たちが行動をサポートする人たちとともに敵地に乗り込みドンパチするくだり。いやそこだけ抽出すれば迫力あるシーンなんだけどどーも昨今のアメリカの行動とダぶってしまっってなんか引っかかる。いや悪党はとっても悪いし冷酷非情な同情の余地なしって犯人に書いているけれど。これがアメリカ人だけで収まれば問題はないしかし現実にも麻薬ビジネスを取り仕切っているのは外国人(南米コネクションやキューバンマフィア他)なのでどうしても最後にそーいう展開にしてしまうところが・・・・・。そーいえば前回の敵もフレンチコネクションだしな。まーこんな能天気アクションまで9.11の影響があるのかと思うとちょっと悲しい。それでもカーチェイスシーンはもう一回書いとくけど必見である。
南街劇場にて鑑賞

Vol.29「アンダーワールド」をもう一回観る    Vol.31「ラストサムライ」を観る