MOVIEtonbori堂

闇に棲むもの達の戦い
定めにしたがいし者達の結末は

アンダーワールド

監督/レン・ワイズマン
CAST
セリーン/ケイト・ベッキンセール マイケル/スコット・スピードマン
ルシアン/マイケル・シーン クレイヴン/シェーン・ブローリー
ビクター/ビル・ナイ レイズ/ケビン・グレヴィオー

ゴシックホラーなるジャンルに分類されるのだろう、マトリックス以降メジャーになった感のある黒いレザーのボンデージファッションに身を包んだ主人公がバタバタ敵をなぎ倒す吸血鬼映画(笑)と書くとそんじゃウェズリーの「ブレイド」みたいなもの?と思う人もいるだろう。大方間違ってはいない(核爆)違うのはムキムキ俺様のウェズリーくんより見目麗しいお嬢様俳優ケイト・ベッキンセール嬢が主演ということだ。もっとも「パールハーバー」を観ていないのでどんな人かまるっきりしらんかったけど(^^;お話自体は富士見ファンタジア文庫や朝日ソノラマ、メディアワークスの電撃文庫あたりの熱心な読者ならすぐに入り込める世界観で監督そうとうなオタクです。クエンティンが切り開きウォシャウスキーがメジャーにして、ピーター・ジャクソンがその地位を決定的にしたと思うけれどワイズマンはそこまで登りつめれるか?とりあえずは続編も決まったようでしかも主演のベッキンセール嬢と婚約。しかも彼女共演しているシーンとは結婚しており一女をもうけたあと離婚しているという裏側もにぎやかである。アクションシーンはマトリックスからの流れを受け継いでおり目新しさはないし情景も雨のシーンを使っているところもこれまでのそういった作品の流れを汲んでいるがそれだけに解りやすい。狼男族と吸血鬼族の戦いに焦点を絞り許されぬ恋を描くあたりもわざとしていると見えるがそれだけに好きな人向けな映画である。肝心のアクションシーンはなかなかがんばっているがマトリックスの2番煎じというのは払拭しきれないがクールな女性主人公というだけでその方面が好きな人(笑)にはプラス要素だと思われる。映像が綺麗なのはMTV出身監督らしい。それこそ好きな人向けプログラムピクチャーである。
敷島シネポップにて鑑賞

Vol.28「マトリックスレボリューションズ」をもう一回観る    Vol.30「バッドボーイズ2バッド」を観る