MOVIEtonbori堂

最強の戦闘マシーンVS最高の追跡者

バリスティック

監督/カオス

CAST
エクス:アントニオ・バンデラス/シーバー:ルーシー・リュー
レイ・パーク/グレッグ・ヘンリー/タリサ・ソト

まーアクション映画を観ようと思って「トゥームレイダー2」観ずにこっちを観たのはどうよ?って感じでしょうな(笑)観るべき点はルーシー姐さんの流れるようなアクションである。この後をUP予定のリベリオンのGAN-KATA(ガン・カタ)を使う女刺客の役をして欲しい(笑)と思わせるようなアクションアクトレスっぷりである。しかも銃撃シーンで瞬きをしないっていうのも驚異的である。本人はアクションより内面を見て欲しいと語っているが反面東洋系のアクトレスが役を勝ち取るためにはこういったタイプのキャスティングを受け入れなければというのもあるようだ。それを観たエージェントが「いけるぞ!」と判断すれば仕事が舞い込むことだってあるのだから。そうはいってもこのバンデラスとかも出ているこの映画アメリカの話なのに何故かカナダで話が進む。ありていにいえばロケ代が安いからという実もふたも無いことなんであるが「マトリックス」「ロードオブザリング」そして最近ではトム・クルーズの「ラスト・サムライ」もオーストラリアやニュージーランドでロケしている。それはやっぱり安いから〜なんであるがアメリカ人なら背景が解るからやっぱ興ざめするんではないだろうか?と観ていて思った。(ちなみに私もすぐに解った)正直DVDレンタルで充分な映画。監督はカオスという人、なんでもタイの人で向こうで撮った映画が認められてハリウッド進出とか。でもコレくらいなら他にもいける監督を十人は挙げれる。もっともそう思ったとおりに撮れたりするわけじゃないというのもあるだろう。ここが重要で自分らしさをきちんと通せるかがカギとなる。この映画は材料、素材はいいけどレシピ(脚本)がまずかったという感じもする。しかしアントニオのよれよれっぷりは拾い物だった。こーゆうよれた役をうまい具合に消化すれば面白いかもしんないぞ!アントニオ!(^^;次回作「ワンス・ア・ポンナ・メキシコ」はぶっ飛び”スパロウ”デップと共演ってのも見逃せませんなぁ。それとルーシー・リューの暴れっぷりはほんとに凄い。キリングマシーンという言葉を思い出したぐらいでこれが『KILLBILL』に続いたのかも?って言う事で
敷島シネポップにて

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