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I'mback!ヤツがかえって来た

ターミネーター3

製作マリオ・カサール&アンドリュー・ヴァイナ
監督ジョナサン・モストウ
ターミネーターメイクアップ&アニマトロニクス スタン・ウィンストン

キャスト
ターミネーター:アーノルド・シュワルツェネッガー
ジョン・コナー:ニック・スタール ケイト・ブリュースター:クレア・デーンズ
T−X:クリスタナ・ローケン

さてさて大人気シリーズにして「タイタニック」のキャメロンの出世作ターミネーターの3作目。今回はシュワルェネッガーとカサールとヴァイナのプロデューサーコンビのほうが御執心だったようでキャメロン自身は殆ど興味を示していなかったとも聞くが果たして?でバトンを渡されたのが良質な戦争アクション「U−571」を撮ったモストウ監督だったわけだが結論から言うと総てがスケールアップしているのに何故か盛り上がりに欠けるのは突飛な事が出来ないシリーズものの弱点がでてしまったかな?と思う。具体的に言えばターミネーターの出現シーンは大きな球電が発生して回りを抉り取るようにして中からターミネーターが現れる(全裸で(笑))いやそれはいいんだけど予定調和というかお約束事を見せられている気になってしまうのだ。あとケイトとジョンの逃避行もどうしても前作を思い起こすけれどT−1ほどの衝撃が薄いのもT−1を諸に見ている世代からか。こういった作品は個人の思い入れもあるだろうけれどどうしても前作とは比べらるのは仕方が無い。それを全てスケールアップでしてみましたと言う印象がぬぐえなかった。ただ最後のオチだけはおっとと思わされたけれどよく考えればアレは○○の惑星ですよね〜(笑)ということは続、新としきて最後のがくるんかなぁ?それよりはモストウ監督がほんとに撮りたかったのは大人のジョンが指揮するスカイネットとの未来戦争なんではなかろうか?もっともそれは密かに日本のアニメでその魂(スピリッツ)が受け継がれたOVAが製作されているがそれはまた別のお話。興味のある人は「ガルフォース」で検索してみよー(爆)で今回目玉のT−Xことクリスタナ・ローケンだがかなり良かった。しかしロバートT−1000パトリックには及ばないんだよなぁ・・それだけ衝撃的だったんですがかなりのクールビューティぶりをはっきしていて好感がもてた。前作越えは残念ながら越えていないと思わされた作品。余談だがシュワちゃんのカリフォルニア州知事選出馬もかなり無理があるけれど彼実際苦労人だし移民なんでそりゃ口にはできない苦労もあったろう。事実キャメロンと組んだターミネーターがあたんなければ肉体派のB級スターで終わっていた人だったのだ。だからこその成り上がり人生の上がりとして政治家を最終到達点に定めたのかもしれないが永遠のヒーローが最後は地に落ちるというのは見たくない。出来れば活躍は銀幕だけでお願いしたいものだ。
03.07.20千日前セントラル鑑賞

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