ファンとして観た「踊る大捜査線」

なによりオリジナルキャストを再結集させたことに素直に拍手を送りたい。今では日本映画界で稼ぎの計算できる俳優織田裕二以外にも柳葉、深津など売れっ子アクター、アクトレスのスケジュールを抑えるのは難しかっただろう。そしてOPからヘリコプターからの空撮。スケールアップしながらもファーストシーンから「踊る」テイストが全開状態。5年の歳月で湾岸署には新しいマスコット「湾岸くん」そして観光案内所まで出来、交通課ガールズがそこで観光客相手に笑顔をふりまいている。全てが昔のままの湾岸署だ。いや違う各キャラクターごとに5年の歳月の設定がなされあるのものは念願の刑事になっていたり奥さんが実家に帰っていたりとファンサービスにはことかかない。それを探るのも、見つけるのもファンの喜びだ。なんせ今作では監督が200以上のリンクがあると発言。それを探すのに2回3回と観ても楽しめる作りになっている。実際リピーターの報告がオフィシャルウラサイト(これは映画を観れば解るようになっている)に上がっている。現場と会議室での同時進行ドラマといいお馴染みのキャラクター達のそれぞれの見せ場がきっちりあるところといいさすがファンの心をわかっていらっしゃる作りになっている。ファンなら何回でも楽しめるし「踊る」を知らない人ならまずはTVとTHEMOVIEを観て予習してから劇場へ。絶対にはまれます(笑)そう踊る大捜査線は「踊る」映画なんです。

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