MOVIEtonbori堂

予言がほんとうなら戦いのない日々が来る
だからこそ闘える、だからこそ死ねるのだ

マトリックスリローデッド

製作ジョエル・シルバー 監督/脚本 ラリー&アンディ・ウォシャウスキー
ネオ/キアヌ・リーヴス トリニティ/キャリー・アン・モス モーフィアス/ローレンス・フィッシュバーン
エージェントスミス/ヒューゴウィービング ナイオビ/ジャダ・ピンケット・スミス

夏の大作ラッシュのトップを切って封切られたマトリックス。東京タワーをマトリックスのイメージカラーのグリーンにするわ。主演のキアヌやフィッシュバーンとかが日本に来るわでかなり盛り上げましたねぇ(笑)もっともそれがなくても観にいくつもりではありました。アレから4年の年月が流れたけどブレッドタイム(スライスタイム)はもうあちこちでパクラれ続けたけど実はそれ以外の謎や伏線って日本のアニメから来ているネタばっかり。正直前回の作品ではそのVFXをアニメなら絵を書いて見せるのを実写の役者とどう融合させるのか?という技術面で大概度肝を抜かれて「やられたぁ」という感じだったん今回はどーするの?お手並み拝見といったところでしょうか。そんなわけで観にいってきたけれどのっけから同じようなシーンで惹いてくるわ静と動を順番に並べているんだけれどこれはリピーターを意識した創りになっているな?と。あとはDVDで目をさらにせよとか(笑)いろいろ批判も出ているんだけどまずザイオンが急に攻撃されるのはおかしいとか言っている人。それは監督が神なんだから(爆)いっちゃおわりじゃん。ただ最後にデクス・ウキス・マキーネで落ちをつけるなよとは思うけど(苦笑)でも今回、前回のような体制からの脱却、困難な自由を選ぶ選択というをさらに突き詰めたため難解なセリフを登場人物特にモーフィアスとオラクル(予言者)に言わせている。しかも思わせぶりに出てきたメロビンジアンにパーセフォーニーなどプログラムが人としてマトリックスに存在しその中でカギを開けるための文字通りキーメイカーが登場にいたってはいったいどうなるんやと心配しました。ただ階層的な世界を崩すためにカギを手に入れるっていいうのは神話とか物語にはよく出てくる状況だしそれはそれでありかな?しかし今回は画作りが前回よりも凄くなった分物語との融合度が下がってそれがオーディエンス達からの「解り難い」という声に繋がったのは間違いない。正直VFXはゲップがでて満腹状態なのにまた詰め込むぞ!というのりだったんで。それでも百人のスミスとの戦いや高速道路のチェイスシーンはとんでもないことになっていました。つーかそれだけのためにフリーウェイを創るアメリカの資本力いやハリウッドの力はすげえ(笑)しかしあんまりやりすぎると皆そっぽを向くからどこらへんで手を打つかってのも大切かもしれんかも。ただこれはブリッジのようなもんとすれば続く第3作で完結するわけだ。そのあたり「ロード・オブ・ザ・リング」」なんかもかなり意識しているのかな?どっちにしろオタクマインド全開なのはザイオンのビジュアル、マトリックスのダイブした者達のファッション、クンフー(マーシャルアーツ)アクションなど特にメロビンジアンの部下ツインズなんかはまんま抜けて出てきたような気がした。とりあえず映画とすれば評価できないつーか最後を見ないとわかんないつーのは致命的。しかしこのVFXは凄い大画面で見ると迫力も大きい。そんなわけで次のレボリューションもういちど抱き合わせで劇場で通しで見たい。
松竹角座03・07・06鑑賞

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