MOVIEtonbori堂

美しき暗殺者。その瞳に映るのは?
彼女たちから逃れることは不可能

クローサー

監督:コーリー・ユン 脚本:ジェフ・ラウ
CAST
リン:スー・チー クワン:ヴィッキー・チャオ コン:カレン・モク ティンヤン:ソン・スンホン
シウマ:マイケル・ワイ マスター:倉田保昭

なんて言うか(^^;その「映画秘宝」って本があるのさ。それのいつかの号かの表紙が3人の女優さんだったのさ(笑)トラックスーツ(ブルース・リーが死亡遊技で着ていたあれッス)を着て笑っていたのさ。で記事を読んだら面白そうだと思って見に行ってきました。『クローサー』監督は出演者の一人スー・チーも出演している「トランスポーター」も監督している香港のアクションコレオグラファーとしても高名なコーリー・ユンで冒頭はともかく出だしのアクションは素晴らしいの一言に尽きる。いきなり冒頭から美しい女性が華麗に舞うんだから。これだけのアクションは残念ながら日本、いやハリウッド謹製でもお目にかかれない。それだけアクションのきれっていうのはすごく先を行っていると思う。ただ冒頭のターゲットになる会社の描写が・・・・??いやたぶん香港もネットは普及しているだろうしあれはちょっととか思ってんじゃないんだろうかな?でも結構映画ではありえないぐらいケレン味を加えるのがホンコン流だしなー。にしてもほんと?それ以外には主人公のアサシン姉妹が無き父の残したハッキング監視システムを使う描写はたしかに「エネミーオブアメリカ」とか「MI:2」「007シリーズ」的だけどそういった道具立ては彼女達がその仕事を2人でしている事に対する保険みたいなもんだしそれがあるから後半のカーチェイス&アジト(というか家)での銃撃戦が生きてくる。そうそこらへんは突っ込むだけ無駄なんである(笑)向こうのアクションって妥協がないしアイデアが凄い。空間を使う能力はちょっと他の追従を許しませんなぁ。途中のメロドラマもいいアクセントになっているところが凄い。普通アクションのあーゆうシーンはだれるのですがシーンをうまく切っている、というかほったらかし(爆)でもどうしても彼の扱いが中途半端なのは仕方がないところでしょうか。でもアレがないとスー・チーの葛藤とヴィッキーのあとの行動の必然性がないもんなー。それとコン役のカレン・モク。彼女はっきり言って美人というにはびみょー(笑)でもはっきりいってダメってわけでもない。非常に個性的なお顔立ちでなんか良い感じだったッス、強いおねいさんって感じで。でもスー・チーが一番美味しかったよね、この映画では。ヴィッキーも今後ブレイクしそうです、正直けっこう彼女の目にはきちゃいました。あとマスター倉田(爆)いやドラゴンの勇姿をまた見ることが出来て嬉しい。衰えないですな。新作で自ら監督、制作の「イエロードラゴン」もあるし。下手すると日本のガールズアクションももうちょっと考えないとやばいっすよ、いやマジで。
4/3鑑賞動物園前シネフェスタにて

Vol.1黄泉がえりをもう一度観る?    Vol.3魔界転生を観る?