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トカゲの人A 「はひー、はひー・・・。いたずらに殉職するところであったわ」
アシュレー 「よしッ!先を急ぐぞッ!!」
トカゲの人A 「ああッ!?勇者たちの冒険は今、ここから始まろうとしているトカ!?」
アシュレー 「危険だからアンタたちは避難した方がいい」
トカゲの人A 「よくぞ聞いてくれたッ!」
アシュレー 「何をッ?」
トカゲの人A 「我輩の名はトカ、そしてこっちが助手の−−−」
トカゲの人B 「げっげーッ!」
トカ 「ゲーくんだ」
リルカ 「うそッ!?言ってることがわかるの?」
トカ 「そりゃもう、つきあいの長さは二度や三度の脱皮ではすまないゆえに。のう?」
ゲー 「げー」
アシュレー 「・・・・あんたたち、ここで何をやっているんだ」
トカ 「我輩らは御覧のとおり、心優しき科学の子。
どこから見ても」
リルカ 「そうは見えないけれど、先、続けてよ」
トカ 「この辺一帯はえもいわれぬ火山帯でしてな。毎度毎度、無駄に放出される地熱を温泉なんぞに平和利用すれば行楽のシーズンにウッシッシ・・・・。これぞ科学者の本懐ッ!止められません、涌くまではッ!」
アシュレー 「立派な心がけです。僕たちには理解できませんが・・・・。それでは」
トカ 「置いてかないでーッ!
ここはひとつ、パーティの戦力アップというのはどうであろう?悲喜こもごものイベントが今後の展開をいろどるトカいろどらないトカ・・・・」
アシュレー 「・・・・わかった。この観測所だけはいっしょに行動しよう。ただし、足は引っ張らないでくれよ」
トカ 「わ〜〜おッ!恐悦至極〜〜ッ!引っ張らない足は唯一にして絶対の離れ業にして得意技ッ!今日という日のために生まれてきたも同然」
ゲー 「げっげっげーッ!」
トカ 「最低3度は頭を下げてもらいたいところだが、義に生きるカッコイイ我輩らのこと。知将として門にくだりましょうぞ。以後、よすがに」



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