洋ゲーを始めてみようかという人への入門としてではなく、
あくまでも個人的な洋ゲー事情をつれづれに。
もともとは。
1997年秋。諸事情でアメリカに住んでいた友人が帰国することになった。
「なんかおみやげ買っていってあげるよ。何がいい?」
「・・・・・・・・・・・・・カネは払うから、アメリカ版プレステハードとFF7ソフト買ってきて」
当時私は、確かにFF7で暴走気味の状態ではあった。しかし、アメリカ版までどーしてもやりたいというほどではなかったと思う。考えたこともなかったはずだ。
だいたい、あの当時、どうやって海外のゲームを買えばよかったんだ?
やっとパソコン通信がメジャーになりつつあった頃。「インターネット?ナニそれ?おいしい?」という時代だったので現在のようにネットで気軽に個人輸入ができるわけではなく、入手手段自体がないか、あってもFAXやエアメールを使っての大変手間がかかるものではなかっただろうか。
よって、あの時友人がアメリカに住んでいて、そして帰国することになった、ということがなければ、アメリカ版RPGに手を出すことはなかったかも知れない。
なんでこんなことやってるんだ・・・・・・・。
私はアクションとかレーシングとかもやらないことはないが、プレイするのはもっぱらRPG。
RPGは日本の一人勝ち状態で、純アメリカ産ソフトはスポーツとかアクションとかキャラ物とかナントカとがほとんどで、日本の洋ゲーファンサイトなんかを見ても、盛り上がってるのはスポーツやアクションゲームの話題ばかり。海外のRPGファンは、逆にいい『国産』RPGがなく、アメリカ版は出ても日本版より半年ほど遅れるし、だいたい出ないタイトルもあるから日本語で必死こいてやってたりするようだが。
それなのに、日本で作って日本で売ってる日本版ゲームをプレイ済みの日本在住日本人が、なんでわざわざアメリカ向けに焼きなおしただけの同じソフトを逆輸入までしてまたやってるんだ?−−−−と我ながら思う。
ミもフタもないことを言ってしまえば、せっかく安くはないカネを出してハードを買ったんだから活用しなきゃって思ったわけだ。
しかしそれだけなら、その後プレイステーション2まで買わないわな。
やはり、翻訳の妙が魅力か。
私がアメリカ版にまで手を出しているソフトは、日本版も3回はやってるものばかり。よって日本語のセリフをだいたい覚えていたりする。それが英語に訳されて「ほほぉ〜〜〜、こう来たか〜〜〜」と感心してみたり、「なんなのよコレ〜〜〜〜!!こんなんじゃ話が通じないよ〜〜〜〜〜!!」と文句たれてみたりするのが楽しかったりする。
・・・・・・・・・・・なんてことを書いていると、私の英語力は相当のように思われてしまう気がするが、はっきり言ってたいしたことはない。
英検準1級は何度受けても二次でコケたし、TOEICは650点(海外出張おっけーと言われる点らしい)を取ったことがあるがなんかの間違いだろうくらいにしか自分でも思ってないし、海外旅行でも、とりあえずなんとかなるが、なんとかなるまでにかなり苦労する。
だけど、仕事じゃないからそれでいいんだ。自分に理解できる範囲内で楽しめりゃ。
必要なモノ。
アメリカ版ゲームプレイにあたって必要な物はハードによって微妙に違うが、私はプレイステーション・プレイステーション2・PSPしか持ってないので、これについて。
ゲームソフト。言わずもがな。
ハード本体。PS・PS2は基本的にアメリカ版ソフトをプレイするにはアメリカ版ハードが必要。最初期の一部のソフトはプロテクトはずしの裏技があるらしいが、試したことはない。
メモカ。日本で売っているものでOK。日本版データと同居も可。まぎらわしいから別々に使っているけど。
コントローラー。これも日本版のもので使用可。
変圧器。アメリカと日本では電圧が違う。日本は100V、アメリカは120V。さほど大きい差ではないしコンセントの形状は同じなのでそのまま電源を取っても問題はないらしいが、私は念のため使っている。変圧器は120V・100V双方向変換可能なものをいわゆる電気街で購入。3〜4000円程度。旅行用品店などでもあるところにはある。フツーの電気屋では探したこと自体がないが、どうなんでしょ?
PSPは、日本のハード・メモリースティックでアメリカ版も問題なし。日米データはやっぱり同居可。ハードを買い足す必要は一切なくソフトを用意すればすぐプレイできますので、洋ゲーにちょっと興味あるけど、という方、とりあえずどうですか?
入手方法。
友人に買ってきてもらったり・・・・・・・・というのも最初の時を含めて何度かやってるが、それは運がよければ使える手段。
一番多い入手ルートは、アメリカの通販サイトでの購入。
アメリカ版ソフトは日本版が出てからほぼ半年後にリリースされることが多い。それまでに買うかどうか決めておいて発売日もきっちりチェックして、発売されたらそっこーで注文しないと手に入らなくなる可能性が大きい。
送料は、安くて遅くて心配な方法(普通郵便小包・2週間程度)10ドル前後から、高くて早くて安心な方法(国際宅配便・3日程度)50ドル前後まで、ピンキリ。自分で送付方法を選択できるサイトがほとんどだが、問答無用なところも有り。
実は、アマゾン・コムなら在庫が多くて他のショッピングサイトでは置かなくなったものもいつまででも在庫リストに載っていたりする。信頼感もあるのでここで買いたいのはやまやまなのだが、ゲームソフトは国外には送ってくれない。よって、日本では買えない(涙)。
通販で心配のは、やはりトラブル。洋ゲーをやろうかという人は通常の注文くらいなら自力でできる英語力があると思うが、さすがにトラブルがあった時には対処できるかどうか(それは私のことだ)。多少カネがかかっても日本語で安心して注文したいのならば、ゲームソフト個人輸入代行をしてくれるところもある。見積もりだけならばタダなので私も一度だけひやかしで見積もりを取ってみたが、かなあり割高になるため、とにかく心配性な人以外にはおすすめしない。
日本国内の通販サイトでも購入可。
秋葉原に店舗もかまえている店。ネット上の在庫リストに載っているものは店頭でも購入可。ただし、いわゆる洋ゲーがほとんどで、逆輸入ソフトは超有名どころがコレクターズアイテムとしてたまに入る程度。私はRPGばかり見ているので、他のジャンルのソフトは多少事情が違うかも。
楽天市場にもそのテの店がある。そっこー発送できるアイテム数は少なそうだが、商品リストに載っているソフトは頼めば取り寄せてもらえる。
国内通販の場合、自分で輸入するのに比べると2〜4割程度割高(個人輸入の際一番送料の安い普通郵便小包利用の場合と比較して)。
・・・・・・・・と書いてみたが、具体的なサイト名までは紹介してないな。
検索でわりと簡単にひっかかるので、自力で探してください。
そんなこと言わずに教えてくれという方、トラブルがあってもアンタのせいにしたり泣きついたりしないからということでしたら個々にお教えしますのでご連絡ください。