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【大スクープ!】ザックスの冒険決定!
 なんとなんとえらいことです、あのスクウェアが「インターナショナル」でのザックス人気を見込んで彼が主人公の新作ゲームを制作することになったそうです。
 彼が活躍するアクションRPGのようで、FFシリーズでお馴染みのモンスターと戦いながら、あちこち旅をするような内容らしいです。まだくわしいことはよくわかっていませんが、もちろん、クラウドも彼の友人として登場、セフィロスも今度は味方キャラとして登場するようです。


 1998年4月1日、ニフティサーブ(現・@nifty)のクラウド・セフィロス・ザックス萌えが集った今は無きPATIO「ニブルヘイム魔晄炉調査隊相談受付所」にこんな書き込みがありました(「PATIOってナニ?」という方に一言ご説明しますと、ニフティサーブ(@nifty)がパソコン通信時代に提供していたサービスのひとつで、ニフティ会員が自由に開設できた会員制BBSのようなものだと思っていただければよいのではないかと)。
 これはウソです。真っ赤なウソです。大ウソです。エイプリルフールです。
 しかしこの大ウソは、ゲーム本編でのザックスの扱いの軽さに不満いっぱいだったPATIOメンバーの煩悩に火をつけました。
 『そーゆーゲーム、ほんとーにあったらいいよね』
 誰からともなくそういい始め、みんな好き勝手にアイディアを書き込み、ツッコミがツッコミを呼び、ツリーはだんだんとゲーム企画書の様相を呈してきました。
 私はそれを黙って見ていました。見ていただけですとも。ええ。



 それなのに。
 1ヵ月半ほどたったある日、私はザックス主役RPGもどきドタバタコメディ小説制作プロジェクトをとーとつに始動させてしまったのでした(←バカ)。




 『ザックスの冒険〜黄金のチョコボ伝説〜』は総勢11名のアイディアを元に、元凶の書き込みをしたGATTYOさんと私・夏妃が本文を書き起こしました。
 全14章で構成されておりますが、「ゴンガガ村」〜「ウォールマーケット」および「ジュノン」の5章はGATTYOさん、「湿地帯」および「ゴールドソーサー」〜「エピローグ」の9章は夏妃が担当、文体統一のためGATTYOさん担当部分に夏妃が修正を入れております。



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