クラウドすとーかーシリーズ2・クラウド別荘でお茶会
a Comedy dedicated to Cloud(^^;
「(ねえねえ、班長、ホントにやるんですか?)」 「(しょうがないだろう、第一候補の作戦は、クラウドFC本部が人を回してくれなかったんではあきらめるしか・・・・・・・・・・)」 「(そりゃ、ミッドガル攪乱テロは別荘合宿班だけでは手にあまる仕事ですが・・・・・・・・・・。だからって、あの方代行作戦としては、やはり少々凶悪な気が・・・・・・・・・・・)」 「(それを言っちゃうと、ミッドガルを攪乱してあの方を超忙しくしてアレの操縦代行を引き受けよう、なんてのはもっと凶悪よ)」 「ここまで来たからにはやるんだ!前回の失敗でクラウド様を警戒させてしまった今、我々に残された方法はこれしかない!」 「(班長、声が大きいです。ナナキがいなくっても見つかりますよ)」 「(そうだった・・・・・・・・・。とにかく、この作戦、なんとしても成功させてくれ。特に編集委員、『別荘合宿のしおり』に間違えて神羅ビルのダクトをのせてしまった件、今回役にたてば不問にするぞ)」 「(ありがとうございますう(くそっ、まだネに持っていたか・・・・・・・・・・・・・))」 「(あっ、班長、おヒゲの紳士がこちらに歩いてきます!)」 「(ターゲットか?)」 「(はい、間違いありません!)」 「(よし、行くぞ!!)」 どかっ!ばきっ!・・・・・・・・ぐるぐるぐる。 そして神羅カンパニー本社ビルの廊下を、ぐるぐる巻きにされたリーブ氏をかついだアヤしげな一団が走っていった・・・・・・・・・。 |
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「ここがリーブ氏の部長室か・・・・・・・・・・」 「きちんとかたづいてますねえ。他の管理職の部屋なんて、ヘンなものが山ほどころがってますよ」 「ケットのコントローラーはあったか?」 「今探してます(ここにはない・・・・・・じゃ、こっちのポケットかな?)」 リーブ「う〜〜〜〜〜う〜〜〜〜〜う〜〜〜〜〜!!」 「すみません、しばらくこらえてくださいな。あっ、ありました!」 「これでケット・シーのボディは我々のものとなった!次はモニターの準備だ!」 「了解しました!」 「私はさっそく音声テストの方を・・・・・・・・。あーあー、ただいまマイクのテスト中。ラ〜〜〜、ラ〜〜〜、ラ〜〜〜〜ア、うん。マ〜〜〜リ〜〜〜ア〜〜〜〜〜」 「・・・・・・班長、それ、FF6ネタです」 「おっと、いかん」 |
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クラウド『ケット・シー、どうした?突然歌いだしたりして』 |
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「ふぅ〜〜〜〜〜。なんとか、ごまかせた、な」 「もう、班長、ひやひやしましたよ」 「いいじゃないか!クラウド様に別荘行きをおすすめすることはできたのだぞ!」 「クラウド様のお姿を拝見できるのでしたら、どこでもいいんですけど」 「いや、やはり別荘ノゾキ班としては、別荘にこだわらねば!」 「別荘ノゾキ班って・・・・・・・・・。『別荘合宿班』ではなかったですか?」 |
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「別荘よ!別荘よ!着きましたわ!!」 「やっぱりここが一番落ちつきますわね〜〜〜〜」 「・・・・・・・・・・(みんな、自分がどこにいるのかすっかり忘れてる・・・・・・・)」 「あとひとりは、っと・・・・・・・。あっ、エアリス姫がおいでです!」 「いつ見てもかわいらしいお方ですわね〜〜〜。でもあの場所、私が代わりたい」 「大きな袋をお持ちです。おや、食料品の山!今日の夕食は姫の手料理??」 「ティファ嬢は料理お上手らしいですが、姫の腕前はどうなんでしょう??」 「エルミナさんがちゃんと仕込んでいるというウワサも聞きましたが」 「姫、キッチンに行かれます!今日のメニューは何かなあ?ついてきましょ」 |
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エアリス『あら、ケット・シー、何か用?』 |
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エアリス『ね、クラウド、おいしかった?』 |
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「あ〜〜〜〜〜、仲間はずれにされてしまった」 「あ〜〜〜〜〜、もう、姫のイジワル!仲間であるケット・シーに言えないことなんかないはずだあ〜〜〜〜〜!!」 「(私たちは仲間じゃないですけどね)」 「あっ、おふたりが戻ってきました!」 |
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(ケット)「話、すんだんですか?」 |
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「はんちょ〜〜〜〜〜〜〜!!!!」 「やりましたね!!!」 「ああ、あこがれの・・・・・・・・・・クラウド様とのお茶会!」 「さすがは班長!単なるノゾキマニアかと思っていたら、この会話テク(バキッ!!( -_-)=○()゜O゜))」 「よし、さっそくお茶会の準備だ!」 「お茶菓子、各自1つずつ持参します!」 「カップとお茶の用意は私におまかせを!ウータイ産の最高級のお茶を実家からくすねてきます!」 「クラウドケーキも忘れるでないぞ!」 「はいっ!!」 「ということで、私は忙しくなった。ケットのコントロール、頼むぞ!」 「ええっ、それ、私がやるんですか??」 「関西弁でしゃべるのは疲れた!さっきからやりたそうにしていたおまえ、やれ!」 「私も関西人じゃないです!できませんってばっ!!」 「いいから、やれ!」 「はんちょ〜〜〜〜!!私もお茶会行きたいですう〜〜〜〜!!!」 「黙れ!−−−−−では、今回の合宿はこれで解散!お茶会の日程は改めて連絡する!」 そしてアヤしげな一団は、ひとりを残して神羅ビルをあとにした。 「班長のバカ〜〜〜〜〜〜〜〜ああああ!!!!!」 |
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「はあああああ・・・・・・・・・・・。来ましたね、コスタ・デル・ソル」 「今度はダクトで狭い思いをしなくてもいいですね・・・・・・・・・・」 「それどころか、クラウド様のお顔を間近で拝見できる・・・・・・・・・・・」 「こっそりノゾく時ほど、ラフなお姿はムリでしょうが・・・・・・・・・・・」 「フッ・・・・・・。すべてを求めようという気持ちさえ捨てれば、なんとかなるものだ」 「そ、そうですよね」 「それより、準備は万全か?忘れ物はないか?」 「はい!お茶もお茶菓子も、カップもちゃんとそろってます!」 「お茶にこっそりたらすブランデーも・・・・・・・・・。うふっ、クラウド様のことだから、きっとお酒にもすぐ酔うわよね☆」 「おしゃれもしっかりしてきましてよ(*^^*)。見てえ、私のイヤリング☆」 「あ〜〜〜、あなたはマテリアをイヤリングにしてきたのね☆私はねえ・・・・・・・・・・。ほら、ペンダント!星の形のミスリルにはめてみたのよ☆」 「おいおい、アクセサリにマテリア装着できるようにするのは反則だろう」 「え〜〜〜〜、だって、この間みたいなことになったらやっぱりコワイじゃないですかあ。班長だってそうでしょ?」 「今度はだいじょぶだ!だから、私はマテリアなど(ぽろっ)」 「あっ、班長、何か落ちましたよ」 「・・・・・・お守り。固いものが入ってる・・・・・・・・・。班長もやっぱり・・・・・・・・・・」 「と、とにかく、行くぞ!!!」 「あっ、私がベルを押します!」 「こらっ、ベルを押すのは班長たる私の特権だ!!」 「いけません、最初に中に入るのは私です!私は報告書作成委員としてすべてを見る義務が」 「こんなとこでもめないでください〜〜〜〜!!せっかくのクラウドケーキがつぶれます〜〜〜〜!!!」 ピンポーン。 「こんにちわっ☆」 ケット「まあまあ、みなさん、よう来てくれはりましたなあ。ま、中へどーぞ」 「おじゃまします☆・・・・・・・・あれ〜〜〜、クラウド様は?」 ケット「なんか髪が決まらんとかで。すぐに来はりますから」 「うふっ、それならしかたないわね。じゃ、それまでにお茶のしたくを」 PHS「プルルルルルル・・・・・・・・」 「おっと、ちょっと失礼。(ぴっ)はいはい、こちら班長」 『班長、すぐに逃げてください!!』 「な、なんだ、いきなり。おまえをお茶会からはずしたイヤガラセか??」 『冗談やイヤガラセではありません!ホントに危険なんですってば!そのケット、操作しているのは正真正銘の本体様です!!』 「な、なにィ??」 『リーブ氏をぐるぐる巻きにしたことがリーブFCにバレたんです!!エアリス姫から密告があったとかで!!代理操縦、気づかれていたんです!姫、カンのいい方だから』 「な、なんだと!!!」 『ですから、一刻も早くその場を・・・・・・・・・・・きゃ〜〜〜〜、ごめんなさい、許して〜〜〜〜〜(プッ・・・・・ツーツーツー)』 ケット「バレましたか・・・・・・・・。ということで、ボク、本来のケット・シー操縦者です。先日はお世話になりましたなあ」 「くっ・・・・・・・・・」 「班長、ここはいさぎよく撤退しましょう、撤退!!」 ????「そうはさせるものですか」 「あっっっっ、エアリス姫とティファ嬢が出口をふさいでます!!」 エアリス「あの時のケット・シー、ほんとにヘンだったもの」 ティファ「リーブさん、どうかしたのかな、と思って直接連絡取ろうにも取れなかったものね」 エアリス「リーブFCの人たちに教えてよかったわね〜〜〜〜。こんなイケナイことしていた人たちがいたなんてねえ」 ティファ「ほんとよねえ」 「・・・・・・いえ、そんな・・・・・・・・・・。私たちは別にイケナイことなど・・・・・・・・・・((((^^;」 エアリス「あ〜〜〜、リーブさんをぐるぐる巻きにしたことはイケナイことじゃないの??」 「うっ・・・・・・・・・。すいません・・・・もうしませんから・・・・・・・・・・・・((((((((((^^;」 エアリス「信じられる?ティファ」 ティファ「信じられるわけがないわよねえ、エアリス」 エアリス「このままほっといたら、わたしのクラウドに・・・・・・・・」 ティファ「『私たち』のクラウド、よ」 エアリス「そうそう、わたしたちのクラウドにイケナイことをするんだわ」 ティファ「じゃあ、いくわよ、エアリス」 エアリス「いいわよ、ティファ」 −−−−−−−リミット技発動〜〜〜〜〜〜〜!! エアリス「邪気封印!!」 ティファ「掌打ラッシュからファイナルヘブンまで、クリティカルヒット7連打!!」 「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜、やめて〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!(ティファの究極リミットなんかくらってもウレシクもなんともない〜〜〜〜〜!!)」 ちゃららら〜〜〜ちゃっちゃっちゃっちゃちゃ〜〜〜〜〜 (ああ・・・・・・・祈りを捧げる姫の姿、かわいいですう・・・・・・・・・・・・) (フン、胸の大きさではティファになんか・・・・・・・ムダなあがきはやめよう) |
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『・・・・・・・・・別荘合宿班よりクラウドFC本部へ連絡。 クラウド別荘合宿班、今度はティファ嬢の究極リミット技に より壊滅いたしました。今後の指示を・・・・・・・・・』 「う゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜、・・・・・・・私はまだ、生きている」 「班長????やっぱり生きてらしたんですか???」 「今度はもうちょっとマシな終わり方を・・・・・・と思っていたが、やはり予算不足でロクなマテリアが手に入らなかったのが敗因か・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・(そういう問題じゃない気がするけれど)」 「今度はティファ嬢が応接間を破壊してしまわれたが・・・・・・・。別荘修繕費として本部から予算を巻き上げたら、マテリアを買う資金にまわすぞ!」 「追加予算の件なんですけど・・・・・・・・。本部から回答が来てます」 「どれどれ・・・・・・なに?『もう知らん。勝手にやれ』????」 「リーブFCが手を回したみたいですね」 「くっ・・・・・・・。しかし、我々が乗った列車は途中下車はできないんだ!!」 「は、班長、どうしたんですか!マサムネブレードなんかひっぱりだして!!」 「こうなったらマテリア育成の旅に出てやる!いかな私の腕でも、五番街のモンスターくらいなぎたおせるはずだ!」 「班長、マサムネブレードは単なる役立たずアイテムですってば!!」 「だいじょぶだ!私のお守りには、ディオをだましてまきあげたファイナルアタックが入っている!これをぶんれつさせたあかつきには、必ず生きて帰る!そしてマスターレベルマテリアを売り飛ばし、みんなで金持ちになるんだ!!」 「班長!」 「止めるな〜〜〜〜〜〜〜〜〜あああぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「はんちょ〜〜〜〜!!ファイナルアタック・マスターは1ギルにしかなりませんよ〜〜〜〜〜!!!!」 |