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来たか・・・・・・・・・・・


ドワッフ長 「龍神さま、我等一族の生き残り、全てこの島に集結しましたぞ!」
賢者 「マブーレを去った者たちも、各地より集まってきております」



そうか。いよいよだな・・・・・・・・・・・・
我等に楯突く、目障りな者どもは排除した。
もはや如何なる者も邪魔はできぬ。
厚顔にもこの星の盟主を気取り、我が物顔でのさばる人間ども・・・・・・・・・
その血で、この大地を染め上げてくれようぞ。


賢者 「龍神さま・・・・・・・・もはやそれ以外、道はないのですか」
ドワッフ長 「何を言う、マブーレの賢者よ!奴等の所業を忘れたか!放っておけば、人間どもはこの星を喰らいつくしますぞ!」
賢者 「しかし・・・・・・・・」



さぁ、行け。この星をむしばむ愚かな人間どもを根絶やしにするのだ。
そして、今度は我等がこの星と共に新たな夢を見るのだ。


ドワッフ長 「承知しました、龍神さま!」
賢者 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ドワッフ長 「ふははははは!覚悟しておれ、人間ども!さぁて、どこの連中から血祭りにあげようか!ふははははは!」
賢者 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・本当にこれで良かったのだろうか・・・・・・・・・・」



人間どもよ・・・・・・・・・
いく千年にもわたるその罪の重さ、とくとかみしめるがいい・・・・・・・・
もう後戻りはできぬぞ・・・・・・・・・・











ここに来るのも、何年ぶりかな・・・・・・・・・・・・・


ツクヨミ 「ふぅ・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・」



「・・・・・・・・・見物だったよな、あんときの人間どもの逃げまどう様はよ!ハッハッハッハ!」

「いっつもオレたち亜人を見下していたからな。屈じょくと恐怖が交じった、サイコーにいいツラだったぜ!」

「ヘッヘッヘッヘ!」

「ガッハッハッハ!」



「まったく、人間どもの使っていた道具なんて、汚らしくて使えないわ。
ねぇ、あなたもそう思うでしょう?」
ツクヨミ 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「ハイハイ、奥さん!全国チェーンのマブーレ商会の道具なら、清けつで長もち!奥さんのお悩みもバッチリ解決請け合い!」

「んまぁ!スッテキ!あっ、それおいくら?」



「このエルニドから、人間が一掃されたおかげで、ずいぶんと平和になったのう」

「じゃが、こうなると、いずれ大陸の国々の軍隊を派けんしてくるんじゃなかろうか?」

「わしらには、龍神さまがついておるだろう。人間なんぞ、いくらかかってこようが、ひとひねりよ」


ツクヨミ 「・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・そうだ。
・・・・・・・・・・・こんな花でも、よろこんでくれるかな・・・・・・・・・・?」



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