僕は世界のすべては知らない。
でも、僕は<僕の>世界のすべてを知っている。


空が暗い
涼しさと熱さの混合
遠くで誰かが泣き叫んでいた


無表記という表記
無限という有限
虚無という存在
永久連鎖の2択


久しぶりに「空」を見た気がした
日の沈みかけた薄ぼんやりとした青
虫が鳴いている
遠い意識
まどろみ
これが僕の現実


花火の音
虫の声
粘性をもつ空気
ささやかな風
ただ空に星はなく
思考停止