「コミュニケーション・ノート」より
ここから始まる文章は、昔私が働いていたコンビニで、職場のみんなが気持ちで通じるようにしようという目的で、お題何でもありの「落書き帳」を私が用意し、そこにつれづれに書かれたものから一部抜粋されたものです。このノートを読むと、98年はホントに自分自身が揺れ動いていた年だったんだと改めて思います。
幸せについて
〜阿刀田高さんが昔エッセイに書いてたように、運命の女神ってさ、ポイントでその人の運命を決めてるって本当だと思うのね。つまり、すごい大怪我をしたをしたとするでしょ。これは不運1ポイントなの。で、「この人は不運が1ポイントあったから今度は幸運をあげましょう」って「道で100円拾った」のが幸運1ポイント。これで運命のポイントは釣り合いがとれたと(女神は)思ってるわけ。不運、幸運の大小ではなく、回数を漠然と数えてるだけ。だから世の中すごい不幸そうに見える人もいれば、すごいラッキーな人ってのも出てくるんだな。それを「努力」っていう人間の力でどれだけ幸福にしていくかによって「出世」とか「一人前の〜」とかいわれるようになる。
でも、そんな人生って楽しくないよな。人間は欲の動物だから、「楽して生きたい」とか「遊んで暮らしたい」とか思うわけで、それが自然でしょ!?。だからたまには息抜きも必要だし、自分の欲望にストレートになるのも、まだ若い、ここのクルーの人たちにはまだまだできると思うんだ。〜
S
これは自分の人生観なんだけど、人の幸せって、神様から平等に分け与えられているものだと思うの。ただ、その幸せを(自分が)どう使い分けていくかで、(その人の)人生ってやつが見えてくる。だから、自分は決して不幸な人間だと思わないことにしている。それって幸せを逃していることになるのだから。最後に行き着くところは、「自分に正直に生きよう」ってことにつながるんだけどね。
North&South
経験について
(話題は、私が悪徳商法にはめられそうになった話から始まります。)
〜でも、悲しい世の中になったよね。上手い話には裏があるってよく言うけど、そういう話があるたびに人を疑わなければいけないなんて。
そう考えていた自分は根っからの正直者で、嘘がつけない人だったんだけど、今はちょっと違うな。経験ってやつは人生を変えるよ。やっぱり。〜
North&South
〜経験は人生を変える、これはまず間違いないです。僕はこの「経験」ってやつがものすごく強みになるときとそれがあることによってすごいナーバスになるときがある。僕には消し去ってしまいたい過去が多すぎる反面、そのことがあったおかげで今生きようと思える。特に秋は消してしまいたい過去を思い出し、時には本気で苦しんでも、また次の春にはそれを生きる支えにする。人間って(特に男って)弱い生き物だね。生まれたときはその環境などに関わらずすべての人がゼロなのに、たかが二十数年生きただけでゼロにも、プラスにも、マイナスにもなってしまう。悪徳商法を始めた人だって、始めはプラスの人生だったのかもしれないし、今プラスに生きている人もこれからマイナスになってしまうかもしれない。
でも、先が分からないから人生って面白いし、今を生きるからドラマがあるんだよな。
S
ここ数年間でよく思うのは、「人間は年齢で年をとるのではなく、経験で年をとるんだ」ってこと。ただ年を(時を)重ねるだけの人生ほどつまらないものはないなって。このあたりはSくんと同じ感性があるのかも。ただ、自分は、自分の親父を見ていて、同じことを何十年もやり続ける力というものを見せつけられた。その反面に自分はいると考えている。自分は親父のように生きれないし、生きようとも思わない。ただ、そういう生き方もあるのだろう。そう認めるだけ。親父はそれを正しいとし、それを良しとして信念を貫いてきたんだと思う。自分のため、そして家族のために…。
自分はまだ家族を作るとか考えてないし、結婚なんてもっと先の話だと思っているし、その前にやりたいことが山ほどあるし…。うーん、とにかく、最後は悔いのない人生にしたいなと。そのためにはやりたい事をやっておかないと絶対後悔する。そういう意味じゃ、今が一番良い方向に向かっている時期かなと自分なりに思うのです。
North&South
…ま、とりあえず、「人生」を語っている一部を抜粋してみましたが、このノートをほとんど私は日記代わりにしていました。その日にあったことや、趣味の話やホントにみんな気ままに書いているので、読んでいるとその日のことがリアルに頭によみがえってきます。
(C)2000 North&South