タイヤチェーン研究1  バイアスロンアスリート編  2005/1/10製作
株式会社カーメイト非金属タイヤチェーンバイアスロンアスリート」です。自動車用品店にて18,000円弱で購入しました。

当研究所の所在地は年に数回降雪する程度、それ以外は乾燥した晴天が続くという地域なので、スタッドレスタイヤに交換するには躊躇してしまいます。また、この地域でスタッドレスタイヤを装着しているのは、標高が若干高い山間地に住んでいる方、またはスキー/スノーボードが趣味の方に限られてくるようです。
すると、降雪した時はチェーンで対応するという選択肢を取る事になりますが、凍結した上り坂を登り、交通量の多い「県道」や「国道」まで出てしまうと雪の無い路面になってしまうのに頭を悩ませます。モンテカルロラリーのチュリニ峠といったら大袈裟ですが、スノーとアイス、そしてドライというように刻々と路面状況が変化するのに泣かされます。この為、値段が高くなろうとも脱着が容易に出来るチェーンが必要になってしまうのです。
バイアスロンの箱を開けると、本体と取扱説明書、そして腕カバー付き軍手が入っています。チェーン一式の重さは5kg前後でした。
付属の腕カバー付き軍手です。カバー(手甲)は手首から肘までの長さがあります。カバーと軍手は縫い合わされています。
実際に雪道でチェーンを装着した経験のある方ならご存知と思いますが、軍手では水分が染み込んでしまい、指先が冷えて思うように動かなくなりがちです。

そこで防水性のあるゴム手袋を使用するのが現実的のようです。ホームセンターや作業服店で400円前後で購入できます。ゴム手袋といっても内側には布製で、ゴムと布の2重構造になっています。布の手袋にゴムコーティングを施してあると言った方が分かりやすいかもしれません。チェーン装着に限らず洗車にも重宝しますし、ゴミや汚れ物の処理にも使えます。

これは二トリルゴムを使用して耐油性を持たせた「ダンロップ」ブランドの手袋です。これも400円前後で購入できます。ゴワゴワ感が少なく、「しなやか」なので扱いやすいです。
説明書は写真を多用して分かりやすく解説しています。耐水性のある紙を使用している点が芸が細かいです。

以下は取扱説明書に記載されている手順と同じです。
まず、ネットのスパイク側を上にして地面に置き、タイヤの後を通します。
次にタイヤ内側のフックを引っ掛けます。
やや左へ引っ張り、「タイヤ中心」指標が中央に来るようにします。

この時点で「タイヤ中心」指標は、あまり手前に引き出し過ぎない方が良いようです。引き出し過ぎると下部のフックが掛け難くなります。
タイヤ下部のフックをもう一方のブロックへ引っ掛けます。

タイヤと地面の隙間にネットが引っ掛からないように注意します。
同様に、右上、左上もフックを長穴に引っ掛けます。

下のフックさえ掛かってしまえば、上の左右フックは比較的掛けやすいです。
3箇所のフックを引っ掛け終わりました。この段階でネットの位置を正しい位置へ調整しておきます。

手でネットを持ち、「グッ、グッ」と少し勢いを付けて引っ張ると位置決めしやすいようです。
バイアスロンシリーズは、このような「ハンドル」を使用するのが特徴的です。
2本入っている事に加え、箱の定位置に固定できるようになっています。
フックを差し込み、時計回りに回転させます。約180度回転させます。

回転終了しました。

数値で表現できずに恐縮ですが、回転させるのに必要な力は、常識的な範囲で「よいしょっ」と力を入れる程度です。

少なくとも「ハンドルを握った手が痛くなる」という事はありませんでした。
ハンドルを引き抜き、残る2ヶ所を回転させて終了です。
リング型金属チェーンの中には数百メートル走行後に増し締めする必要があるものもあるのですが、このバイアスロンは増し締めが不要です。

逆に、構造上増し締め出来ないとも言えますが、この145R12とサイズ"BA-1"の組み合わせでは適度なテンションが加わっているようです。
ジャッキアップをせずに済ませる為、ネットとネットの間には間隔があります。ネット掲示板にて、非金属チェーンにしては若干乗り心地が損なわれているという書き込みを目にした事があります。

しかしながら、「ジャッキアップ不要」という機能が私にとってどうしても必要なので、そうした短所があったとしても甘受するつもりです。
パッケージに「片側50秒」と謳っているので、とりあえず1分の壁を破るべく、タイムトライアルしてみました。

「気温の下がる夜間」、しかも「人通りの少ない暗がり」という困難な状況を想定し、LEDヘッドライト(頭に装着するLED懐中電灯)一灯のみで作業してみました。
◆結果
1回目:1分30秒
2回目:1分15秒
3回目:1分45秒 ←フックがサスペンションのスプリングに引っ掛かりタイムロス
4回目:1分10秒

困難な条件において1分の壁は厚かったです。実際に50秒で取り付けようとすると、F1レースのピット作業のように忙しいです。とはいえ、金属チェーンと異なり、ゴチャゴチャに絡まるという事が無いので、悪条件でも大きな失敗なく取り付けられそうです。

TAKAよろず研究所
http://www.geocities.jp/taka_laboratory/
2005/1/10製作
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