三脚小物製作の材料 2003/4/29
日本の多くの工業製品にはメートルねじが使用されていますが、カメラの三脚やアクセサリーにはインチねじが使用されています。

カメラの世界ではネジ径1/4inch(6.35mm)のものを「細ねじ」、ねじ径3/8inch(約9.5mm)のものを「太ねじ」と呼んでいるようです。

「太ねじ」は一部の大型のカメラやクラッシックカメラ、外国製三脚の雲台固定ねじに採用されており、それ以外の一般的なカメラやアクセサリーには「細ねじ」こと1/4inchねじが使用されています。

2005/2/23補足

1/4inchネジとM6ネジは一見似ているので注意が必要です。1/4inchネジのネジ径は6.35mm、M6は6mmなので差は僅かです。ノギスでネジ径を測ってしまう方法もありますが、1/4inchネジは若干ネジピッチ(ネジの溝と溝の間隔)が荒く、M6ネジは比較的細かい点が特徴といえます。

2005/7/8 2006/2/19補足訂正
インチネジにはISOで定められている標準的な「ユニファイネジ」(UN)と、イギリスの旧規格でありながら建築などの一部で存続している「ウィットワース」(ウィットネジ、ウィットウォースとも呼ばれる)に大まかに分けられます。

カメラにはユニファイネジが用いられています。下記のW1/4と表示されているものは、規格の上では適合していません。けれども、ご家庭で使われる一般的なカメラを三脚に固定する程度ならば使えてしまいます。
参考文献 『ねじのおはなし』山本 晃 1990 30頁 日本規格協会

<参考にさせて頂いたサイト>
楽しいショベルヘッド内の Stock of knowledge >インチネジ
星を見る道具の工房内の みんなの作品コーナー>双眼鏡架台
カメラ小物を自作する際に、インチねじを如何にして入手するかが問題になると思います。私の場合は近所のホームセンターにて入手することが出来ました。

お近くのホームセンターのねじコーナーに行くと、M6、M8・・・というメートルねじが大量に陳列されていると思います。そこで諦めずに目を凝らして探してみると、隅の方にインチねじが置いてあるかもしれません。
目印は太さ"1/4"という数字です。

1/4inchねじの長さは12、16、20、25、32等々がありました。1本12〜18円ほどです。1/4inchのナットも売っています。
利用価値の高そうなものとして、「ユニクロ アイナット」があります。ひとつ210円です。

軽量な三脚ならば、エレベーター下端ねじと雲台取り付け部の二箇所に装着し、カバン用のストラップを装着することも出来そうです。

一脚に装着すれば収納時に壁のフックなどに掛けることが出来ます。近所のカメラのキタムラは、このアイナットを使って一脚を陳列しています。
「アイナット」だけでなく、おねじの付いた「アイボルト」も140円でありました。

長さ20mmの「高ナット」もあります。

蝶ナットは厚さの薄い小物をねじに固定する際に利用できそうですね。
今まではボルト・ナットをご紹介してきましたが、これだけでは物足りず、材料自体にねじを切りたいとお思いになる方もいらっしゃるでしょう。

1/4inchねじ用のタップが500円ほどで販売されています。

タップはハンドルに装着して使用します。このストレート扱いのラチェットタップハンドルは1600円で購入できます。非常に使いやすいです。
材料に直径5mmの穴を開け、そこにタップを使ってねじを切ります。正確で安全な作業のためには、左の画像のように万力で固定する必要があります。
実験として、厚さ3mmのL字型鉄片にねじを切ってみました。下の自由雲台と組み合わせるなどすれば面白い小物が出来そうです。
ねじの抜け止めには、Eリングが便利です。サイズは3、4、5、6mmなどがあります。1/4ねじを加工した上で固定するなら5mmが使えそうです。
これはカメラ量販店で売っている固定ねじで、ひとつ180円ほどです。

TAKAよろず研究所
http://www.geocities.jp/taka_laboratory/
2003/4/29製作  2005/2/23更新 2009/3/6修正