Redhat Linux で TeX を使う

以下の内容は,インストール直後のRedHat-8.0及びRedHat-7.3で確認済み.

RedHat Linux で TeX を楽しく使うには,OSインストール時のパッケージグループの選択で「著作・出版」(うろ覚え)というカテゴリを選択する.

入っていない場合は,おおむね以下のパッケージの中で不足しているものをrpmコマンドでまとめてインストールすれば良いと思うが,依存関係でエラーがでる場合は適宜追加すること.

w3c-libwww, VFlib2, ttfonts, ttfonts-ja, tetex, tetex-fonts, tetex-dvips, tetex-xdvi, tetex-latex, urw-fonts, Omni, ghostscript, gv

RedHat-8.0の場合,オフィシャルサイトのリストの「アプリケーション/パブリッシング」に分類されているものを入れれば間違いないだろう.

まず,日本語を扱う場合は,それぞれ

latex ->  platex
xdvi  ->  pxdvi
dvips ->  pdvips

を使うべし.

RedHat付属のTeXはインストール直後の状態では pxdvi で日本語が表示されないなどの不具合がある.これを解消するには以下のように,/etc/vfontcap ををエディタで開いて,先頭の

min:\
        :fc=default-ttf:
goth:\
        :fc=gothic-ttf:

の部分を

min:\
        :fc=r-kochi-mincho:
goth:\
        :fc=r-kochi-gothic:

に変更すれば良い.

(2003/03/13 追記) 日本語用のパッケージを追加すれば良いという情報を発見.vfontcap を編集せずとも,VFlib2-conf-ja, VFlib2-VFjfm という2つのパッケージを追加すれば解決することを確認.

あとは,奥村先生新ドキュメントクラスを使いたいので,土村さんのページからtetex-jisfontとjsclass,ついでにdvipdfmをいただいてきて,インストールする.

(2003/08/27 追記) 松浦さんが,RedHat用のSRPM各種を公開してくださってます.
$ wget http://tutimura.ath.cx/~nob/tex/rh7j/jsclasses-20010703-1.noarch.rpm
$ wget http://tutimura.ath.cx/~nob/tex/rh7j/tetex-jisfont-1-4.noarch.rpm
$ wget http://tutimura.ath.cx/~nob/tex/tetex-test/dvipdfm-0.13.2c-8.i386.rpm
$ su
Password:
# rpm -ivh *.rpm
# exit

使う

$ vi ex.tex
$ cat ex.tex
\documentclass{jsarticle}
\begin{document}
jsarticleを使って,\LaTeX でもっと美しい文書を作成しよう!
\end{document}
$ platex ex.tex
$ pxdvi ex.dvi 
$ pdvips ex.dvi -o ex.ps
$ gv ex.ps
$ dvipdfm ex.dvi
$ gv ex.pdf

以上.


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