湘南電波研究所のキット’９６

湘南電波研究所では現代の電波環境と運用事情を考え、ユーザの立場に立ったアマチュア的な斬新な発想で、アンテナ、無線周辺機器の研究・開発を行なっております。研究の成果は、誰でも簡単に作れる実用的な楽しいキットとして、一般の方々に提供しており、多くの無線家から絶賛されています。

実験用アンテナシリーズ
モービルアンテナ
パラボリックリフレクターアンテナ
プリントバラン
電波方位探知器
（湘南電波研究所のキット’９５）

御希望の方はメールにて連絡下さい。（品切れの際は御容謝願います。）

実験用アンテナシリーズ

(No.1) ３エレ八木キット￥２０００: このアンテナはハンディー機での移動運用などに最適な４３０ＭＨｚ用３エレメント小型八木アンテナです。ブームの影響を最小限に抑えるため、また八木宇田アンテナの実験用として手軽に改造できる様に、木製のブームを使用しました。４エレメントと５エレメントに改良する場合の寸法データを添付しています。（ＢＮＣコネクタ）
(No.2) スイスクワッドアンテナキット￥３０００: 立体的なアンテナで位相給電となると構造が難しくなる、という観念を一新する作り易さを実現しました。ハンディ機に直接使用して移動運用も良し、スタックにして固定運用に使うも良いでしょう。立てて使用すると水平偏波になることと、狭帯域なアンテナであることをどう生かすかはあなた次第です。（４３０ＭＨｚ、ＢＮＣコネクタ）

モービルアンテナ

バイコニカルＭｏｄｅｌ９６キット￥３０００: ４３０ＭＨｚ用バイコニカル・アンテナのキットです。当研究所の独自の研究の結果、上部円錐エレメントを若干小さくすることにより不平衡給電でも良好にマッチングさせることに成功しました。Ｍｏｄｅｌ９６では作り易さを大きく向上しています。（Ｍコネクタ）

パラボリックリフレクターアンテナ

ラヂオフラワーキット￥６０００: 写真は給電部
「ベランダに咲く一輪の花」ラヂオフラワーはアパマンハムのために開発されたリフレクターアンテナです。ベランダに取り付け易い構造で、２０ｄＢ以上の高ＦＢ比を実現し、団地内でのマルチパスの影響を軽減します。給電部は高性能プリントバランを使用したバイコニカルで、Ｇａｉｎは約１０ｄＢｉです。（Ｍコネクタ、正式名：430MHz Parabolic Cylinder Reflector Biconical Antenna）

プリントバラン

ＳＲＬバラン￥１０００: ガラスエポキシ基板（ＦＲ４）を使用した分岐バランです。４３５ＭＨｚ帯のバランとして使用できる他、簡単なブームとしての使用にも充分耐えられます。（５０Ω）

電波方位探知器

ウェーブレーダーＫＮＡ７００１Ｒキット￥２２０００: ウェーブレーダーKNA7001R は、従来より電波管理局やレピーター管理団体により使用されていた電波方位探知器を当研究所がキットとして開発したものです。電子スイッチによるビーム切り替えアンテナと無線器を組み合わせることで、電波の到来方向を瞬時にＬＥＤで表示でき、無線通信の相手局の方位が判るのはもちろん、電波の反射による影響を調べるためにも役立ちます。また、本機には方位探知モードの他にマニュアルによるビーム切替えモードを搭載し、ＱＳＯの相手が最もよく聞こえる方向（４方向）にビームを瞬時にきりかえることができます。（キットにはクイックビームアンテナEGW7001Rが含まれます。）
クイックビームアンテナＥＧＷ７００１Ｒキット: このアンテナはウェーブレーダーKNA7001R用に開発された電子スイッチによるビーム切り替えアンテナです。ビーム切り替えのコントロール信号を同軸ケーブルに乗せる方式を採用しており、制御用の新たな信号線を敷設する煩わしさがありません。従来のアンテナでは信号線のためモノポール式（GP,Whip等）のディレクターしか使えませんでしたが、本機では信号線を撤廃したことによりスリーブタイプを採用、信号の安定性が向上しました。また、アンテナにはＬＥＤが搭載され現在のビーム方向を示すので、本体のビーム切替えモードを利用すればアンテナ設置時の方向合わせが大変簡単にできます。（４３０ＭＨｚ）