魔王セイギ 俺の名はセイギ。 クラスは魔王だ。 ある日、突然の事故(階段落ち)がキッカケで異世界転移した俺は、影神の加護を 得て異世界に転移した。 だが・・その数時間後に、俺は勇者召喚魔法陣に体の半分以上を持ってかれ・・ それがまさかの即死案件だっだ。 そんな俺を拾ってくれたのが、まさに召喚勇者の討伐対象だった魔王!! その魔王に全ての力を託された俺は、新たな魔王として転生した。 それが、今の俺の現状だ。 挙句に転生先に待って居たのは、先代魔王の友人を名乗る魔法剣士で・・俺は、 彼を義父とし、また、弟子として育てられるコトになったんだ。 もっとも・・5才になるまで、スキルが使えなかったせいで、ステータス確認も してなかった俺は、あまりのオーバースペックに仰天した。 生死の境に、転生の贄となったスキル消失は痛いが、一番大事なスキルが消えな かっただけでもラッキーだったのかもしれない。 というか・・死んだはずの先代魔王の加護が付いてるのは何故だろう? それはそうと、この数値・・加護2つで、ここまでのスペックに成るものなのだ ろうか? 5才だぞ俺・・。 HP :1050万39/1050万39 MP :1億983万6002/1億983万6002 ATX:25000 DEF:56億8000万11 DEX:20000 AGI:800 MIN:1億 LUC:38 VIT:1123万 装備 :ドラゴンローブ,柳の枝木,合皮のサンダル スキル:全属性魔法,ステータス内PC,クローンコピー,消費MP0.1倍, 全言語フリー,全魔法言語理解.魔族の理,魔王の魂,魔王城構築, 神理眼,神の魂,神域展開,誘惑の瞳,性技の極(同性特化), 肛技穏蜜(同性専用,肛淫特化),魔力超回復 称号 :転生者,魔王を継し者,幻皇の弟子 加護 :影神ヴァルザードの加護,魔王ヴィースティンの加護 そんな疑問を呈したら、師匠がサラッと教えてくれた。 「あぁ・・それは、ドラゴンローブの装備特典だな。アジリティとラックを除い た全てのステータスにボーナスが付くんだ。脱いだら、年齢相応だから」 と言うので脱いでみたら・・ HP :39/39 MP :6002/6002 ATX:25 DEF:11 DEX:20 AGI:800 MIN:10 LUC:38 VIT:11 装備 :柳の枝木,合皮のサンダル スキル:全属性魔法,ステータス内PC,クローンコピー,消費MP0.1倍, 全言語フリー,全魔法言語理解.魔族の理,魔王の魂,魔王城構築, 神理眼,神の魂,神域展開,誘惑の瞳,性技の極(同性特化), 肛技穏蜜(同性専用,肛淫特化),魔力超回復 称号 :転生者,魔王を継し者,幻皇の弟子 加護 :影神ヴァルザードの加護,魔王ヴィースティンの加護 減り過ぎだろ!? それでもMP高ぇなオイ・・。 ちなみにアジリティは、サンダル装着時ボーナスなんだってさ。 脱いだら8になって、ちょっとびっくり。 師匠には、俺以外にも複数の兄弟子が居て・・皆、新参者にも良くしてくれるから、 修行生活も苦じゃなかった。 そんなこんなで10年が経ち・・俺は15才になった。 レベルも跳ね上がったから、ステータスも上がったんだぜ! 名前 :セイギ・コウノ(15才) 種族 :光魔神族(亜神) 属性 :中立 性別 :男 クラス:魔王 職業 :魔法剣士 レベル:1500 HP :2億3080万71/2億3080万71 MP :5115億983万9094/5115億983万9094 ATX:1兆23億57万8002 DEF:3兆771億9654万11 DEX:4200万8573 AGI:2万8800 MIN:1500億3 LUC:77(最大値100) VIT:1億5126万42 装備 :ドラゴンローブ,聖殺剣(斬光剣五ノ太刀),光魔のサンダル スキル:全属性魔法,ステータス内PC,クローンコピー,消費MP0.1倍, 全言語フリー,全魔法言語理解.魔族の理,魔王の魂,魔王城構築, 神理眼,神の魂,神域展開,誘惑の瞳,性技の極(同性特化), 肛技穏蜜(同性専用,肛淫特化),魔力超回復 称号 :転生者,魔王を継し者,亜神,幻皇の弟子 加護 :影神ヴァルザードの加護,魔王ヴィースティンの加護 この、バカみたいに高いATX値は、聖殺剣のせいらしい。 俺の素のATX値は、たったの78002なのだから。 ・・え?それでも高い? しょうがないじゃん!弟子入り先が特殊物件なんだから・・。 しかも、俺・・どうやら、神化したらしい。 去年、気付いたら亜神になってたよ。 それと・・この数年で恋人ができた! 相手は、俺の兄弟子の内の1人だけど、超ラブラブなんだぜ♪ いやぁ・・まさか、同性愛OKだとは思わなかった。 そのうえ、師匠公認!! ちなみに、師匠のクラスは幻皇。 幻を司る神々の総元締めなんだってさぁ・・。 魔王が神の弟子ってのもアレだけど、中立神だから問題無いらしい。 邪神案件だと思うんだけど・・?って聞いたら、実は邪神も中立神なんだと。 知らんかったー・・。 世の中、知らないコトの方が多いね。 あぁ、それから・・贄として消滅したインベントリスキルは、ドラゴンローブに備 え付けの亜次元ポケットが上位互換と判明してから使い勝手が増した気がする。 それにしても・・こんなオーバースペックな魔王を倒しに、また勇者召喚とかされ るんだとしたら、呼ばれる方は哀れだよなぁ・・手加減しないけどさ。 そんなコトを師匠に言ったら、元々、先代魔王も人族とは敵対してなくて・・そも そも共存してたらしい。 それを面白く思わなかった人族至上主義国家の指導者がケンカを売ったのが、勇者 召喚のキッカケだったとか。 「あの後、異世界からの勇者強制召喚陣は永久封印トラップを仕込んどいたか ら、もしまた使おうモノなら、国ごと魔界に強制転移されるよ。それに・・ あの召喚陣て、対象の送還機能が無い呼びっぱなし魔法陣だったから、魔王 を倒した連中も帰れなくなって、召喚国から脱出したみたいだし・・」 「えぇ・・」 「今頃は、何処かで冒険者でもやってんじゃない?」 「そうなんだ・・」 「ま・・お前も、争い事には自分から関与したくない性格みたいだし、先代に 倣って共存共栄国家でも造ればイイと思うぜ。・・ヴィーも居るんだし」 「・・ヴィー?」 「お前に力を渡した先代魔王さ。死んでないから、加護が付いてるワケだし」 「あ。なるほど・・。えっ、じゃあ何処に居るかも分かってるんですか!?」 「ああ。あいつ、死に損なってウチに転がり込んでるよ。当然、国に掛かった 【魔王の加護】も残ってるから、あいつの国も無事だしな。どうだ?今度、 ヴィーを伴って遊びに行ってみるか?」 「そうですね♪」 そんなワケで・・俺は、今日も楽しく暮らしてる♪ ある意味、この転生は正解だったのかもしれないね。 そういやぁ・・あのあと、先代から貰った能力について確認したら、カット&ペー スト式じゃなく、コピー&ペースト式だった。 つまり、まったく同じ能力を持った魔王が2人居る計算になるんだが・・。 《つづく》?