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酒を飲みつつ見た聞いた考えた

97.05.13〜97.12.28の日記はこっち


    98/04/24 KIRIN LAGER
      ■中原スキャンダル
        中原誠永世十段と林葉直子とのスキャンダルが露見した。報道によれば彼女は10歳の頃から中原に憧れ将棋を教えて欲しい、と思っていたそうだ。
        さて、林葉に教えることになった永世十段はきっと「王様には王と玉があるんだよ、で玉の上に金を置いて頭金」とか彼女のお臍の上に桂馬を置いて駒の動き方などを説明したのかも知れない。あるいは香車は一直線にしか進まないことを体で教えたこともあったかも知れない。
        下世話な話になってしまったが、この問題に関して日本将棋連盟は中原が将棋界を代表する棋士だから云々と事を曖昧に過ごそうとしているのだから、こんな風に下衆は勘ぐっても仕方あるめえ。もっとも、僕は彼、彼女あるいは連盟とはなんの関係もないけれど。

    98/04/22 いいちこ
      ■内房線の奇跡
        久しぶりに千葉で飲んで、千倉行き最終電車に乗った。
        ふと見ると、少年のような顔をした年の頃22、3の女性。惹かれるものを感じた僕は混み合う酔客を掻き分け彼女の前に行った。
        やがて空いた彼女の前の席に腰掛け、飽きることなくその顔を眺めていた。時折声を掛けたい衝動が湧き起こるが侵しがたいその顔に僕の理性は「酔っ払いは話し掛けるべきではない」と抑止する。 窓を見やればそこには疲れた中年の僕の顔が映っている。ああもっと精悍にならねば、と考えてみたりもする。
        やがて、電車は木更津に着く。彼女が立ち上がる。
        その時、突然、何故か僕の座っている座席がガタンと音を立てて外れた。「キャ」と彼女は驚く。「椅子、壊れたみたいですよね」と僕、「ええ、そうみたいですね」と彼女。ただそれだけの会話しかなく彼女はホームへと降りていった。
        考えると僕は、本千葉から木更津までの時間をひたすら彼女の貌を見つめていた、ただそれだけのことだが僕はとても満足だった。

    98/04/19 KIRIN LAGER
      ■吉田くんからの手紙
        SHIMADAくん、君さあ、酒のページなんてやってるけど、ホントは酒のことなんてあまり知らないんじゃないの。 あとさあ、日記っぽく訳知りなもの書いてるようだけど、聞きっかじりの中途半端なものに思えるんだけど。 そもそもインターネットやコンピュータもまともに勉強なんてしたことないんじゃないの。
        もし、本気で何かに取り組もうと思っている人は君のように浅はかな発言はしないもんだぜ、ふつう。
        (吉田君の徒然草第57段を、辞書を引くのが面倒なので自己流で読んでみました)

    98/04/17 菊水辛口(新潟)
      ■アイドマの法則
        不景気・就職難とはいえ新入社員はいる。わが職場にも新人はやってきた。
        先般ラジオではこんな新入社員を紹介していた。上司が新人を一杯飲みに行こうと誘ったところ、しばらく考えたあげく「残業手当は付くんでしょうか?」と聞いたそうだ。
        これは極端な例として、「近頃の若者は昔と違って」と嘆息するのは古代エジプトの時代から人類が延々と繰り返してきた所、彼らにどう接するかと思案するムキも多いかもしれない。
        さて、広告業界にはアイドマの法則なるものがある。Attention(注目)、Interest(興味)、Desire(欲望)、Memory(記憶)、そしてAction(行動)の頭文字をつなげたものだ。
        10年ほど前だからバブル絶頂期の頃だが、ブランドに身を固めたワンレン・ボディコンの当時の新人おねえちゃん社員が上司に期待いるのもアイドマの法則だと聞いた。 それは、"愛"情を持って見守って欲しい、"怒"(失敗したらきちんとしかって欲しい)、責任ある仕事を"ま"かせて欲しい、の語呂合わせではあるのだが、多分今でも通用するのではないか。
        がんばろうね、オヤジ諸君。

    98/04/16 復刻欲しさにKIRIN LAGER
      ■マユミさん
        5月下旬に、浅草で飲み会をする。千葉の南端に住んでいる僕が幹事である。無論、浅草の飲み屋なんて知らない。
        マユミさんはお一人さま7万円もいただいてしまう東京の料亭に勤めている。そのマユミさんは浅草でよく飲んでいるらしい。
        そこで、浅草で宴会をする処をいろいろマユミさんに探してもらうことにした。さっそく彼女は僕らの好みなどから、あれこれと飲み屋を探してくれた。
        さて、僕とマユミさんとは、実は一面識もない。ひょんなことからマユミさんと知り合ったショウジが彼女のEメールアドレスを聞いてきたので、パソコンを持たないショウジに代わって僕がメールを出したのだ。
        ただそれだけなのにお骨折りいただいて恐縮しつつもインターネットがネットワークなのだということをあらためて実感している。

    98/04/11 酢橘焼酎(徳島)
      ■食い合わせ
        3月30日に引用した本は、ちくま文庫から出ている種村季弘さんの「迷信博覧会」という本だった。
        この中に食い合わせ(漢字では「同食」と書いて食い合わせと読むそうだ)の話がある。明治時代の同食について小柳輝一さんの「食べ物と日本文化」という本からの引用がある。
        なんと明治時代には焼酎と豆腐がタブーだったのだ。「冷奴をつまみに焼酎なんて飲めねえじゃねえか」と思ったら、種村さんも同趣旨のことを書いていた。

    98/04/10 島の華(東京)
      ■医者
        右耳の後が我慢できないほど痛む。アバラや背中にも鈍い痛みがある。例によって家人に勧められて家の近所にある大層はやっている医院に出かけた。
        問診の後、超音波検査までしてもらったが、何も異常はないという。原因も分からないという。
        しかし、親切な先生は処方箋を書いてくれ、ぼくは薬をもらって帰った。原因が分からないのに薬をくれるなんて随分大胆だとは思ったが、2日ほど服用して耳の痛みはとれたから、見立ては正しかったのだろう。

    98/04/03 神の河(宮崎)
      ■ドラえもん
        ドラえもんは健全な作品の代表のように言われている。だが、注意してみているとのび太くんは、しずかちゃんの入浴を覗いたり、彼女のヌードを想像することがよくある。
        ところで、「ドラえもん」という文字は、パソコンの辞書で一発で変換できる。やはりドラえもんはすごい。

    98/04/01 日本盛生
      ■超人
        ルネサンスの時代、イタリアにアルベルティ(1404〜72)という人がいた。
        この人は、足を閉じたままで人間の肩を飛び越え、銀貨を投げればフィレンツェの花のサンタマリア寺院の円天井まで届いた。どんな荒馬でも意のままに乗りこなす。
        音楽を学んだことはないが、彼の作曲はプロをうならせ、法律に通じ、物理学者で数学者でもあった。
        散文詩や小説も書いたが、その作品は、当時の理想である古代作品と間違えられるほどであった。
        また、彼の論文「家政論」は、資本主義精神に関する最初の論文として現在でも有名だそうだ。
        しかも、他人や自然に対しては謙虚で、病気も自然の美しい景色を眺めることで癒した。
        さて、彼の本職は、彫刻家・建築家・画家であり、特に建築に関してはルネサンスの第一人者といわれ、ルネサンス建築の最高作品とされるサンタマリアノヴェラ寺院やストロッツィ宮を作り、「絵画論」も合理主義的芸術理論の古典とされている。
        さらに、靴直しの秘伝まで体得し、人相も見たというからもう驚きである。さらに書くのもいやになるほど諸事に長けていたという。
        そのアルベルティが残した言葉、「人は欲しさえすれば、自分の力一つでなんでもできる。」
        うーーむ、感服。

    98/03/31 峰の白梅(新潟)
      ■香典
        江戸時代の香典帳を見る。当時は、現金を香典として持ってくることは余りなく、ことに近所の人たちは、大根だとかごぼうだとか、賄いに使う材料を持ってきていたようだ。それなりに合理的である。

    98/03/30 野兎のなんとかという焼酎(宮崎)
      ■葬式と塩
        全くの私事だが、妻の祖父が亡くなり、今日葬式を済ませた
        葬式というと浄めの塩がつきものだ。葬式から帰り家に入る前に塩で身を浄める。中には乗ってきた車にまで塩を振る輩もいる。
        種村季弘だったか荒俣宏だったかが南方熊楠の本を引用しているのを読んだ記憶がある。いわく、死者には黒飯などを供えるが、この飯は土鍋を用い塩抜きで炊くのだそうだ。なぜなら亡霊は塩と鉄を嫌うからだという。葬儀から帰って塩を身に振るというのは、葬儀に参列した生きているわが身に亡霊や鬼が付いてくるのを振り払うことなのだ。
        また、人が死ぬと死体の上に刃物を置いて魂が戻らないようにする、という風習がわが地域にはある。これも死霊が鉄を嫌うというところから来ているのだろう。
        とすれば、鉄の固まりである自動車は塩と同じに浄めそのものなのだからわざわざ塩を撒く必要はない。大体、自動車に塩なんて振ったら錆びてしまうしね。

    98/03/26 日本盛生
      ■徒然草107段
        男なんてものは女の目を意識するから、それなりに振る舞うことができる。
        とは言っても女は、ひがみやすくて、嫉妬深くて、わがままで、人の気持ちを素直に分かろうとしない。 そのくせ、自分の都合ばかりを人に押し付けようとする。 そんな女と付き合って、気持ちを分かり合おうとすると結局疲れたり傷ついたりすることになる。
        ところがまた、傷ついたり疲れたりした時にこそ女が必要になる。
        徒然草第107段をこう読んでみたがホントの解釈はどうなんだろう。
        いよいよ4月、春は出会いと別れの季節でもある。

    98/03/21 日本盛生
      ■謹告
        ホームページの体裁を変えてみた。各ページのタイトルGIFを付けて完成、という計画だったのだが どうもGIFの使い過ぎで重くなったような気がする。ページタイトルはしばらくテキストのままで行く。

    98/03/18 八海山純米大吟醸(新潟)
      ■鉄道
        日本の鉄道は基本的に狭軌だ。どうして狭軌になったかといえば国力がなかったからだ。国力がないというのは簡単に言えば貧しいということ。狭軌ならば、線路に使う枕木や砂利も少なくて済む、そう考えたのだそうだ。
        そのことを嘆いていた国鉄の島秀雄さんは昭和30年代、新幹線には広軌を用いるべきだと強く主張し、実際に広軌が導入された
        その新幹線の父、島さんが昨日ご逝去された。合掌。

    98/03/13 大山(山形)
      ■電動こけし
        コモオカ君が田舎に引っ込んできてから、もう随分とたつ。
        先般、久しぶりにコモオカ夫婦は上京した。
        デパートに入ると突然「電動こけしコーナーは7階です。」というアナウンスが耳に入った。 早速、顔を紅潮させながらも、一緒にいた妻に「さすが東京も不景気だな、とうとうデパートで電動こけしまで売るとは。」と、7階行きを誘う。 むろん、妻は「何言ってんの、伝統こけしでしょ。」と言いつつ真剣に激怒したことは言うまでもない。

    98/03/11 蔵人愛醸酒(新潟)
      ■1492年
        ここのところ、河出書房新社から出ている青木昭さんの「図説ミケランジェロ」という本を読んでいた。その中で青木さんは1492年という年をわざわざ一項設けて紹介している。
        この年、ミケランジェロのスポンサーであったメディチ家の豪華王ロレンツォ=ディ=メディチが43歳の若さで亡くなる。
        同時に、イタリアの船乗りコロンブスがアメリカ大陸を発見し、また800年間に渡って繰り広げられてきたイスラム教徒に対するキリスト教徒の再征服運動レコンキスタの終焉すなわちイベリア半島からイスラム教徒がアフリカへ亡命した年でもある。 つまり、キリスト教ヨーロッパが世界へ乗り出す、いわゆる帝国主義時代の幕開けとも言える年なのである。
        何だか感動した僕は、早速古い歴史の本の埃を払い年表を見てみた。ルネッサンスという頃は、今言ったように、後から考えれば、キリスト教すなわちヨーロッパが世界に乗り出す時代でもあるし(僕たちが歴史で習うヨーロッパ中心の世界史の原点がこの時代に、多分ある。)、一方で宗教改革も始まる、まさに混沌とした時代であった。
        価値観の多様などという言葉が昨今聞かれるが、この時代はその比ではない。メチャクチャな時代なのだ。いま、その時代に関するテキストを読んでいる最中なのだが、ワクワクするとしか言いようがない。
        読み進むにつれ得たこの時代に関する感動をこのページで披露していきたい、と思う。
98/02/25 寿萬亀生(千葉)
昔ラジオで、世の中は澄むと濁るで大違い、というのをやっていた。
はけに毛があり、はげに毛がなし、とか、はかは静かでばかはうるさい、とか。
少し違うが、今日、誰かが「花粉症」を並べ替えると「不感症」になる、と言った。
98/02/21 名前は知らないが辛くて旨い熱燗
そのスナックのママは北九州の出身という。新日本製鉄とともに千葉に来た。「ここに来て30年」とつぶやいた。そうかもう30年も経つのか。私がふざけて「北九州といったら、あんたそぎゃんことなかとね、と言うでしょう」と聞くと「それは博多。北九州は違うの。」 聞くともなく話し始める。
「北九州市は、制令指定都市で人口が百万人もいるの。戦争中も軍事拠点だったから、原爆落とされるはずだったけど、たまたま小倉上空、曇りだったから、広島とか長崎が被爆しちゃったけどね。
企業祭というのがあってね、富士製鉄が炭坑で亡くなった人たちの慰霊祭やるんだけど、3日間、製鉄所開放して市民呼ぶの。駅から製鉄所までの間、ずーーと露店が並んでね、子供の頃、楽しみだったの。今は、もうやらなくなってしまったようだけど。」
それから話は千葉に移った。千葉はいい処だという。お墓も立てたし、妹たちも千葉の人と結婚させた。暖かくて、食べ物が旨い、ただそれだけの理由だと言う。
98/02/19
02/13で荻原健司選手のジャンプスーツのチャックの話を書いた。これはどうも僕の勘違いのようだ。と言うのは、チャックが開いているのは、ジャンプ台の上で準備をしている時で、実際にジャンプしている時は閉まっているようだ。荻原選手や関係者に若し多大なご迷惑をおかけしたとしたら大変申し訳ありませんでした。深く反省いたします。 明日は男子ノルディック複合団体の2日目です。がんばってください。
98/02/18 宝焼酎
農民のカツミが酔うほどに饒舌になる。子育ての話になった。彼が言うには「つ」が付くうちは親が絶対的な愛情と責任を持って子供を育てるべきだという。「ひとつ」から始まり「ここのつ」までは「つ」という字が年齢には付いている。なるほど。
98/02/17 かのか
「やっとできた」というのは過去形又は完了形の表現である。だが、この未来形「やっとできちゃう」となると、全く別の意味を持ち始める。日本語は不思議だ。
98/02/15 KIRIN LAGER
大分、古い笑い話だが、東京や川崎の多摩地区にはダスキンのお店がないという話を聞いたことがある。隣の館山には「ダスキン館山」という店がある。なるほど、多摩ではネーミングが難しそうだ。
98/02/14 SAPPRO ビール工場
昨夕のNHK「今日の料理」は灘の生一本の酒蔵レポートだった。生一本というのは米と麹と宮水だけで作った、つまり純米酒のことなのだが、生一本という言い方には江戸時代からの歴史があるそうだ。しかも、灘の酒はその味わいから「男酒」といわれ、男だから「生一本」と呼ぶ。いわばキャッチコピーの一種なのだろうが、なかなか味わいがある。
このレポートの中で、杜氏たちが酒造り歌を歌いながら櫂で米(モト)を潰していくシーンを紹介していた。これが山おろしである。僕の経験から言って多分発酵を早めるための工程だろう。この日記の97/07/03で山廃仕込みのことを書いているが、山廃仕込みなどといわなくても、もう山おろしは余りやられなくなっているようで、酒造り歌を歌える杜氏もほんの数人しかいないそうだ。
98/02/13 SAPPRO ビール工場
オリンピックのスキー複合個人前半ジャンプで日本の荻原健司選手は9位に終わった。特に1回目が85.5メートルと振るわなかった。TVで見ている限りなのだが、この1回目のジャンプの時、荻原選手のスーツの社会の窓が開いている。ここから風を入れて滞空時間を伸ばそうという考えがあったのかも知れないが、それが裏目に出て風の抵抗を受けすぎたのではないだろうか。ちなみに1回目からチャックの閉まっていた弟の次晴選手は3位である。
98/02/11 KIRIN LAGER
スピードスケート男子500メートルで清水宏保選手が優勝した。これを知った橋本首相は競技を終えたばかりの清水選手の携帯電話に電話をかけたそうだ。
さて、首相はどのようにして清水選手の携帯の番号を知ったのだろう。まさかレセプションの席で
「シミズくん、携帯の番号、教えてくれない。優勝したらさあ、俺、電話しちゃうから」
などと聞いたのだろうか。それとも、何らかの方法で、首相は全選手の携帯の番号を知っているのだろうか。これを書いている最中のニュースで里谷多英選手もフリースタイルの女子モーグルで金メダルを獲得したと言っている。 里谷選手も携帯を持っているのだろうか?首相から電話が来たのだろうか?
なにはともあれ、おめでとう。
98/02/10 宝焼酎
小学館からポケモンえほんというシリーズが出ている。その一冊に「ピカチュウげんきでちゅう」がある。 ストーリーはピカチュウが朝おきて、遊んで、飯食って寝るという単純なものだが、遊びがすごい。
ピカチュウは友達のヒトカゲくんと遊ぶのだが「ピカチュウかったでちゅう」というページではピカチュウと握手したヒトカゲが感電していて、次ぎのページは「ピカチュウまけたでちゅう」となりピカチュウがヒトカゲのはく炎で黒焦げになっている。 そうしてさらに「ピカチュウあいこでちゅう」では両者とも感電と黒焦げという何とも凄い遊びをしている。
よいこのみんなはマネしちゃだめだよ。
98/01/30
ようやくPCが修理から帰ってきた。また日記を再開しましょう。で修理中の間の1日だけメモしておいた。

98/01/21
りんごを買った。近所の八百屋でだ。1個120円だからフツーの値段だ。ところがりんごがしなびている。元々八百屋というのは、物が腐る分を通常価格に転嫁しているのだからこんなアコギな商売をするべきではない。
98/01/06 KIRIN LAGER
イワチャンは数年前友人とソウルを訪れた。飲み屋で日本語で話しかけてくる妙に親切な青年と友達になった。青年は日本に留学していたことがあるので日本人は大好きだという。飲み屋の代金もさっさと支払おうとする。恐縮したイワチャンが自分の飲み代を差し出すと「あ、そうですか」と受け取る。
「次の店に行こう」ということになった。たまたまその飲み屋にはアルバイトでタクシーを運転している学生がいて親切な青年とは大分親しいようだ。彼の車で次の店に行く。ここでも青年はタクシー代を払ってしまうのでイワチャンは割り勘分を差し出すと「ああ、そうですか」と、受け取る。
青年の友達がやっているという店は、個室カラオケだった。飲み物がどんどん出て来る。ツマミも随分出てくるので不安になったイワチャンが「それは頼んでない」というと、セットだという。 個室カラオケだから入り口は一つしかない、トイレも部屋に付いている。
しっかりと青年との異国での友情を確かめ合い支払いの段になった。請求はお一人様13万円。金を持っていないといったのだが、すでにカードを持っていることがばれてしまっていたイワチャンは請求書にサインをする羽目になってしまったそうだ。
98/01/05 ASAHI SUPER DRY
今、千倉で大いに賑わっているホテルがある。昨秋改築して十数種の温泉を売り物にしている。ここのオープンエアのハーブジャグジーバスに浸かりながらふと思い出した。
晩秋にプサンロッテに泊まったのだが、ここもやはり風呂が売り物になっている。そこには人参エキスをたっぷりと入れた人参風呂というものがある。この人参風呂に浸かっていたお父さんは一生懸命頭に風呂の湯を掛けていた。
さらに隣には水風呂があって天井から打たせ湯(打たせ水)が落ちている。その打たせ水に一生懸命一物を当てているお父さんもいた。
98/01/03 甲子萬歳紋大吟醸三年仕込(千葉)
K市のTという酒屋は酒がめちゃくちゃに安い。年末に僕が近所の酒屋で5250円で買った八海山本醸造がなんと2380円だった。安さに感動して久保田の千寿と大山特別本醸造を夫々1升づつ買ったのだが5千円でお釣がきた。
一体、酒の根段ってえのはどうなっているんだろう。
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