さとう動物病院
   長野県 千曲市 
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猫の毛包上皮腫
 患者さんは13歳の雄猫(去勢済)です。頚部の皮膚に、大きな腫瘤ができたとのことで来院されました(写真上左)。腫瘤は直径が2.5cmほどあり、最近になって急激に大きくなったとのことです。皮膚の腫瘍と診断し、出血の心配が少ないレーザーメスを使用して外科的に摘出しました。
 摘出した腫瘤は、周囲が皮膜でおおわれた結節状で、内部に軟らかいヨーグルト様物を入れていました(写真上右)。病理組織学的検査で、毛包の周囲にある細胞が腫瘍化した毛包上皮腫と診断されました(写真下)。これは高齢の犬や猫に見られる良性の腫瘍です。猫では発生頻度が犬よりもかなり低いため、ほとんど報告されておらず、比較的珍しい腫瘍です。
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