囲碁九品
入神、座照、具体、通幽、用智、小巧、闘力、若愚、守拙。
中国の玄玄碁経、元時代の古書から採ったものである。
入神、は技量が極致に達したことを意味し、座照、は一見
して局中の要所がわかることを謂う。具体、は布石、中盤
の戦い、ヨセの三つが兼ね備わっていることを謂い、通幽、
は幽玄に通ずる意で深遠の技量であることを示す。用智、
は智を用いて考えることで、だいぶん価値がさがってくる。
小巧、小手先がきいて巧みに局部的の問題など処理できる
ことを謂い、闘力とは戦いに強いことを謂い、だいぶん素
人の碁に近くなってきた。若愚、この言葉は愚の如く見え
てそうでない、という意味に解されて、大賢愚なるが如し
、という言葉がある如く、この若愚は用智の上位に置くの
妥当であると私は思っている。
守拙、は教わった通りに打つ、ことを意味している。
九品はうまくできているが、私の見解では若愚を用智
の上に持っていきたい気がある。
野次馬A,B,C ??? (沈黙)
野次馬C:九品て分からないので漢字辞典を引きました。
クホンと読む
意味1.魏以後、官の等級を九種に分けた称
意味2.極楽往生相を、九つの等級に分けたものと書いてありました。(塚本 記)