題名:夢は果てても(7) 


       攻めに出ようか守りが良いか

       ここが勝負の分かれ道

 

  この辺は一番の難所です。これがわかって正解で打てりゃ私だってあと一、二目強くなるのですがねぇ。


      厚みの碁なら計算せずに

            取らず緩まず打つがよい


  勢力優先の碁はコロッと死ぬ事が少ないので、時間制限碁の今の世の中、ヘボアマには好まれるようで

す。そして中央に自分の石が多いのでつい取り掛けにいきたくなります。でも、「窮鼠猫を噛む」という

諺もあるように(ペットフードの今の猫では鼠の方が強いかもしれませんが)この取るという作業はたい

へんエネルギーを消耗する仕事で、下手をすると自分の命取りになる場合もあり、無暗に取り掛けにいか

ない方がよいと思うのです。「取れる」のは別ですよ。その場合は遠慮無く頂きましょう。

  反面のんびりしてしまって、ジリ貧になる事もよくあるのですが、それにしても勢力の評価って難しいですよね。だから形勢判断なんか碁の流れとか勘だけに頼って、なまじ目算なんかしない

で緩まないで打つのがよいのかなとも思っています。

  本当はちゃんと目算したいのですが、数える度に違っていたり、途中で目数を忘れてしまったり、時間

がどんどん無くなってくるので、勝負手にいくかどうかの為の目算だったのが


      目算すんで盤面見れば

            残るは小ヨセばかりなり


  と相成るのであります。