題名:夢は果てても(5) 


         二線にさがるかハネツグか

            悩み果てない碁の手法


  どちら採るかは周囲の状況によるのでしょうけれど、或る程度の目安はあるようです。どちらでもよい

場合もあるようで、韓国ではさがるのが多く、日本ではハネツギが多いと大矢浩一プロが囲碁雑誌に書い

ておりました。

  

      一間トビに悪手はないが

            愚手といわれる時もある


  「中央へ向かってのコスミに悪手なし、一間トビもまた同じ」とか瀬越憲作さんが、その著書「囲碁読

本」でいっておりました。ところがヘボコスミなんて用語もあるようで、われわれヘボアマは迷わされる

ところです。ヘボが打つからヘボコスミなのかなと思わぬでもありませんが、「この一間トビが問題だっ

た」なんて解説も時にはあるので、一間トビにも悪手ありと言いたいのですが、私風情では

そう言いきる事も出来ません。

      五線を押すのは悪いと言うが

            中の具合でそれもある


  「四線は必勝線、二線は必敗線」と昔からいいますね。だから四線をどんどん伸びれば必勝の筈ですが、

現実には中で自分の石がいじめられたり、殺されたりして(今の世相のようで嫌な言い回しですが)必ず

しも勝つ事にはならないようです。1998712月の棋道誌に掲載された王銘@さんの「ゾーンプレス」

の考え方の方が私には説得力があるような気がします(但し、この考え方を成功させるには、なかなかの

技量が要ると思いますが)。進歩というのでしょうかいろいろな考え方が出て来て楽しいですね。ちょっと

思い出しましたが、亡くなられた鈴木憲章プロ(後に越雄と改名、関西棋院)もよく五線を押していまし

たよ。(つづく)郡山市   塚本昇   07101041