題名:夢は果てても(2) 


   六段七段というけどお前

       こんな死活を間違えて


  この段位は勿論アマのもの。 詰碁だよと言って出されればまだいいのですが、実戦

で出てくる詰碁スタ
イルの形。 年輪段位のせいか、六段なんて方も易しいのをよく間

違えるんですよね。年輪が増えてくる
と、憶劫になって手直しをやらないから間違え

た事すら分からない人もいます。偉そうに言って「お前は
どうなんだ」と言われると

「私しゃ五段ですからね、六段より上じゃ申し訳無い」てな事のようで。


     形と筋に惚れたはいいが

         突如裏切る不思議な碁


  棋書を勉強して上達した人は、形ばよいけど力が無いとよく言われます。棋書には、

あまりにも素朴な、
アマ特有の露骨な反撃の手、例えばトビマガリの所を露骨に覗く

とかは多分あまり
書いてありません。でも、そういう手を打たれて困る場合が よくあ

ります。石を捨てる場合の価値判断が
しっかりしていないからでしょうか。困るなら

そんな手は打たなきゃいいという簡単な事が、囲碁インテ
リにはなかなか出来ないよ

うで、格好だけはいいような手を打ってしまいます。そして石がもつれてくる。

そうなると形も筋もあるものか、同じ人が打ってるとは思えないような手が出て来て

不思議な碁になるん
ですよねぇ。    


  

     あっと言ったがこの世の別れ

           これが無けりゃ強いのに


  これが私の十八番、手拍子とか勘違いとかオッチョコチョイとか慰め言葉はいろいろ

ありますが、要す
るに危機感がないんですよ。何回もこれをやりますと先天的囲碁欠

陥症を患っているのではないか、と思う事もあります。(つづく)