題名:夢は果てても(10) 


      相手のミスは女神の微笑

             好意無にする罰当たり


 ミスにもウッカリミス、手拍子ミス等ミスコンテストをやりたい位様々ありますが・・・ 必敗の碁、

勝利の女神が私の何に惚れたのか、相手にミスをさせて逆転させてあげると微笑みかけてくれる事があ

ります。滅多にない事、あだやおろそかにしては罰が当たります。でも私のような気の弱い男は、つい

心にもなく、遠慮してしまうのです。すると女神は怒って「あんた、よくも私に恥をかかせたわね。覚

悟は出来ているのでしょうね。」と今度は相手の方へ微笑みかけてしまうのです。後悔しても後の祭り。

女神は私に好意を持ってくれたのですからなにも対戦相手に遠慮することなく素直に好意をいただきま

しょう。

こんな事もよくあります。

     つぶさなくてもこの碁は勝つさ

            大勝狙うは怪我の因   
       

そうです。金持ち喧嘩せずです。

  ところが、うしろでブツブツ呟いているのがいました。


      大勝やめて小勝ちを目指し

          ちょろちょろ損してついに負け


  何にしても勝つと言うのは嬉しいものですが、圧勝の碁をひっくり返される事は日常茶飯事のざる碁の

世界ですから、「負けてもともと」と暴れる敵をなんとか抑えて勝った時の気持ちは又格別です。ロデ

オ大会で暴れ馬を抑えたカウボーイもこんな気持ちかもしれません。逆にその圧勝の碁を負けたとなる

と・・・バカバカバカ


      勝ててよかった半目とても

            この碁負けたら怨み節  


  誰を怨むって・・・勿論自分の不甲斐なさをですよ。

でも、兎に角勝ったのです。今夜は祝杯を挙げましょう。飲めない人は番茶とかコーヒーで。

  そして又新たに進歩に挑戦致しましょう。(おわり)2000年某日  郡山市  塚本昇  07101041

ご愛読感謝します。