高原の秋、食欲の秋の旅 清里


毎年恒例の秋の清里旅行も、今年で5回目だよ。目的は、清泉寮の牧場で行われる八ヶ岳カンティフェアー、ポール・ラッシュ祭というお祭りなんだ。ポール・ラッシュ博士は、戦後日本の農村の民主的復興に尽くし、アメリカで寄付を呼びかけて、清里に実践的農村コミュニティーを作った人で、清里開拓の父と呼ばれているんだって。東京の聖路加病院の建設にも尽力したそうだよ。この祭りは、そのラッシュ博士の偉業を称えると同時に、秋の実りを感謝する収穫祭なんだ。

富士山や八ヶ岳を見渡せる広大な牧草地がピクニック・フィールドに変身して、バーベキューや手作りケーキの屋台が立ち並び、屋外ステージでは歌や踊りやジャズの演奏が行われるんだ。去年は、お宿を予約しそこねて行けなかったけど、今年は、早くから予約してお宿をゲット、2年ぶりのお祭りです。

お父さんたちも大喜びの
チアリーダーのお姉さんたち。
ラッシュ博士もちょっとテレてる?
後ろには、富士山も見えます。
ラッシュ博士の呼びかけに応えて
アメリカの大富豪が送ってくれた
トラクターは今も健在。
ラッシュ博士の故郷、
ケンタッキーから来た
鍛冶屋さんのデモンストレーション


ラッシュ博士の崇高な理念とは無縁な食いしん坊のママのお目当ては、なんと言っても屋台での買い食い!

地元の食材を使ったカレーや手作りケーキ、
焼きソーセージ、山菜ソバなど、
50軒ほどの屋台が軒を並べて、
どれを食べたらいいか、もう迷っちゃう。
一番人気はダイナミックなバーベキュー!


というわけで、今回、ママたちが食べたのは・・・、

ポーク・リブのバーベキューと
岩魚の炭焼き
海鮮チヂミ 田楽豆腐とローストビーフと
つきたての黄な粉餅


この他、パパは地ビール2杯とケンタッキー・バーボンのお湯割、ママは有機野菜のスープとリンゴのタルトを食べちゃったよ。最近雨続きだったけど、僕の日頃の行いが良かったので、この日はちょっと曇り空だけど、爽やかなお天気。広大な山の景色を見ながらのピクニックは食が進むとママは興奮し、パパはすっかり酩酊状態。そんなに食べたら、夏のファスティング体験の効果も台無しだね。

ワンコもいっぱい来てたよ。チワワからアフガンやニューファンまで、犬種もバラエティー豊か。年毎にワンコの数が増えているみたいで、そのうち、カンティフェアーじゃなくて、ドッグ・フェアーと名前が変わっちゃうかも。

大型小型犬種を問わず、
ワンコたちの考えることはみんな同じ。
いかに飼い主のおこぼれを頂くか?
僕も、岩魚を食べるパパの足の間に入って
とびっきりお利口さんの顔をして
オネダリ中。
でも、もらえたのは骨だけ。
オネダリ攻撃に負けたママが
アキレスをくれました。
ママたちが食べてる物の方が
美味しそうだけど、まっ、いいっか。
ワンコ・クッキーを売っている屋台を発見。
さっそく買ってもらっちゃった。


我を忘れて食べて、飲んで、たっぷり遊んだ後は、カロリー消化を兼ねて1時間ほど歩いて今夜のお宿、バーネットヒルへ。

続く