一足早い春を探して 伊豆河津


東京は3月に入っても、いつまでも寒いね。だから、早咲きの桜で有名な伊豆の河津に、一足早い春を探しに出かけたよ。でも、2月中旬から始まる河津の桜祭りは僕たちが出かける前日に終わっちゃったので、桜、もう咲いていないかもしれない・・・。


スーパービュー踊り子号で、
春に向かって出発!
伊豆高原から先は、
波打ち際ぎりぎりのところを
電車が走るから、
車窓からきれいな海が見えるよ。
いよいよ河津に到着・・・・
と思ったら、
花より団子のママは、
まずお昼ご飯。
伊豆に来たら、絶対
アジのたたき定食なんだって。


河津桜というのは、昭和30年頃に河津に住んでいた人が山の中で咲いているのを見つけた野生の桜で、一般的なソメイヨシノより一足早く咲き始め、しかも長く咲くのが特徴なんだって。オオシマサクラとカンヒザクラが自然交配してできたらしく、原木が河津にあることから河津桜として呼ばれているそうだよ。今では、河津川に沿って植えられて、観光名所になっちゃって、桜祭りの頃は、食べ物やお土産の屋台もいっぱい出て観光客で大賑わい。僕たちが行った時には、もう祭りは終わっていたけど、まだまだ桜はきれいに咲いてたよ。人が少ない分、かえって静かに桜を楽しむには、今ごろが狙い目かも。



もう葉桜になっちゃったけど、
花の色が濃いので、
新緑の葉っぱとの
色のコントラストがきれい。
桜の根元は、
菜の花が満開で、
まさに春爛漫の彩りだね。
桜色に染まった
桜ソフトクリーム。
もちろん、桜饅頭や桜茶など
桜尽くしのお土産も色々。

春気分いっぱいで桜を見物したあとは、今日のお宿の近くに最近できたという河津バガテル公園に行ってみることにしたんだ。河津の町から歩いて40分ほど山の中に入ったところにあり、「パリのバガテル公園が伊豆にやってきた」とかなんとかのキャッチフレーズで宣伝していた公園で、本家のパリの公園に倣って広いローズ・ガーデンが自慢らしいんだけど・・・。

コレが噂のローズ・ガーデン?
そう、今はまだ冬なので、
バラは咲いていなかったのでした。
それなのに、
入場料500円も取るので
ママが文句を言ったら、
「ハイ・シーズンは1000円です。」
と言われちゃった。
駅でチケット買うと100円引き。
バラの新芽。
どんなきれいな花が
咲くのかな。
マリー・アントワネットの小道の
プチ・トリアノン風のお店。
花が咲いていないので、
せめてカフェでコーヒーでも
と思ったら、
「犬はテラスでお願いします」
と言われ、
「フランスを気取っているのに、
犬がカフェに入れないなんて
おかしいんじゃない。」と、
ママは、ブチ切れたのでした。
かろうじて咲いていたのは、
スミレだけ。
ここは山の上なので、
ふもとに比べると
やっぱり風は冷たいよぉ。
こんな可愛いワンコ服を
売っているお店もあったよ。

「稀典が男の子でよかった。
でなきゃ買い占めちゃう
ところだったわ」
byサンマ


続く